「挫折している時間なんてない」
興味深かったのは、「愛媛時代のことを教えてください」という平川の質問。プロ3年目までほとんど広島で出番がなかった髙萩は、翌06年シーズンにJ2の愛媛にレンタル移籍している。その当時のことについて、昨季J2の鹿児島に期限付き移籍で加入した経験がある平川が「聞きたい」と言ったのだ。
「(広島で)試合に出られないから、(愛媛に)行くでしょ。そこで試合経験を積んでって言うけど、そう簡単ではない。行って、試合に出るというのは。ここで試合に出て、J1に戻るとか、広島に戻るためとか、そういうのを意識してやっていたという感じかな。出て当たり前と思ってやらなきゃダメだし、『ここで出られなかったら終わりだ』と思ってやっていたから、必死だった。(鹿児島にレンタル移籍していた平川に向かって)どれだけFC東京の環境がいいかというのを再確認できるじゃん。今までずっと東京にいたから、これが当たり前だったけど、やっぱりJ2やJ3のクラブだと『こんなことも自分でやるんだ』とかもあるから、良い経験だったと思うけどね」
「(広島で)試合に出られないから、(愛媛に)行くでしょ。そこで試合経験を積んでって言うけど、そう簡単ではない。行って、試合に出るというのは。ここで試合に出て、J1に戻るとか、広島に戻るためとか、そういうのを意識してやっていたという感じかな。出て当たり前と思ってやらなきゃダメだし、『ここで出られなかったら終わりだ』と思ってやっていたから、必死だった。(鹿児島にレンタル移籍していた平川に向かって)どれだけFC東京の環境がいいかというのを再確認できるじゃん。今までずっと東京にいたから、これが当たり前だったけど、やっぱりJ2やJ3のクラブだと『こんなことも自分でやるんだ』とかもあるから、良い経験だったと思うけどね」
その愛媛時代、髙萩は心が折れたりした時はあったのか。そう質問した宮崎に対しては「ない」と即答。「折れてたら終わっちゃうもん、1年間。そんな時間ない。もう次、次って。試合くるし、練習も毎日だし、それを必死でやるだけ。そんな余裕ない」
「実はレイソルのジュニアユースを受けて、1次選考も通らなかった。人が多すぎて圧倒された」と意外な失敗談も入れつつ、この先のキャリアについても「できるだけ長くプレーしたい」と話した髙萩。その言葉の一つひとつに妙な説得力というか、魅力があった。
構成●サッカーダイジェスト編集部
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