意外な失敗談も…。プロ18年目の髙萩が特別動画で語った“長寿の秘密”

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2020年05月06日

「挫折している時間なんてない」

J2で14ゴールを決めた2008年シーズンが最大のターニングポイントだった。写真:サッカーダイジェスト

画像を見る

 興味深かったのは、「愛媛時代のことを教えてください」という平川の質問。プロ3年目までほとんど広島で出番がなかった髙萩は、翌06年シーズンにJ2の愛媛にレンタル移籍している。その当時のことについて、昨季J2の鹿児島に期限付き移籍で加入した経験がある平川が「聞きたい」と言ったのだ。

「(広島で)試合に出られないから、(愛媛に)行くでしょ。そこで試合経験を積んでって言うけど、そう簡単ではない。行って、試合に出るというのは。ここで試合に出て、J1に戻るとか、広島に戻るためとか、そういうのを意識してやっていたという感じかな。出て当たり前と思ってやらなきゃダメだし、『ここで出られなかったら終わりだ』と思ってやっていたから、必死だった。(鹿児島にレンタル移籍していた平川に向かって)どれだけFC東京の環境がいいかというのを再確認できるじゃん。今までずっと東京にいたから、これが当たり前だったけど、やっぱりJ2やJ3のクラブだと『こんなことも自分でやるんだ』とかもあるから、良い経験だったと思うけどね」
 
 その愛媛時代、髙萩は心が折れたりした時はあったのか。そう質問した宮崎に対しては「ない」と即答。「折れてたら終わっちゃうもん、1年間。そんな時間ない。もう次、次って。試合くるし、練習も毎日だし、それを必死でやるだけ。そんな余裕ない」

 「実はレイソルのジュニアユースを受けて、1次選考も通らなかった。人が多すぎて圧倒された」と意外な失敗談も入れつつ、この先のキャリアについても「できるだけ長くプレーしたい」と話した髙萩。その言葉の一つひとつに妙な説得力というか、魅力があった。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
【関連記事】
「おかしくなるよ、本当に」。武藤嘉紀が森重真人とのインスタライブでロックダウンの過酷さを吐露
「可愛すぎだろ」「めちゃ上手!」柴崎岳の妻・真野恵里菜さんのキュートで華麗なリフティング動画が大反響!
「サッカーが嫌いに…」「物凄く辛かった」7か月で終焉したファルカンJAPANの真相【名勝負の後日談】
森重真人が選ぶJ歴代ベスト11「対峙するだけで嫌だった『悪魔』のFWは…」
「間違えちゃったかな、来るところ」。青森山田高で受けた衝撃【室屋成のルーツ探訪/前編】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ