遠藤や原口、宮市らは充実期を迎えている
ブンデスリーガ2部
シュツットガルト(2位)所属
遠藤 航
<出場記録>
リーグ戦 13試合出場0ゴール・0アシスト 『kicker』誌平均採点:3.1
DFBポカール 1試合出場0ゴール・0アシスト 『kicker』誌平均採点:3.0
<総括>
加入からしばらくは戦力に数えられていなかった遠藤にとって、第14節カールスルーエとのダービー戦が転機になった。この試合で初スタメンを飾ると、中盤の底で攻守に存在感を発揮。一気にポジションを自分のものにした。冬の中断期に監督交代があったが、遠藤は完全に主力の一人として数えられており、スベン・ミスリンタートSDも「静かなリーダー」と認めている。後半戦も全試合でフル出場をしており、チームに欠かせない存在となっている。
現在はレンタルでの期限付き加入だが、すでに保有先のシント=トロイデンとは買取オプション行使の交渉中とも。よほどのことがない限り、完全移籍が濃厚だ。来季1部で戦うことを想定した場合、中盤でのリスクマネージメントにおいて、より一層のレベルアップが求められる。
ハノーファー(9位)所属
原口元気
<出場記録>
リーグ戦 23試合出場4ゴール・1アシスト 『kicker』誌平均採点:3.7
<総括>
前任ミルコ・スロムカ監督とは苦労したが、新任ケナン・コチャク監督とは相思相愛の関係を築けている。これまで本職のサイドハーフだけではなく、ボランチやトップ下でもたびたび起用されては、豊富な運動量、身体を張ったハードワーク、正確なパスとスピードに乗ったドリブルでチームに貢献している。
ハノーファーではなかなかゴールが決められなかったが、第14節ダルムシュタット戦で待望の初ゴールを挙げた。続く第16節アウエ戦ではアディショナルタイムに決勝ゴールを決め、チームに貴重な勝点3をもたらした。若手が多いチームにおいて、経験豊富でバランスが取れる原口の役割は、非常に重要なものになっている。
シュツットガルト(2位)所属
遠藤 航
<出場記録>
リーグ戦 13試合出場0ゴール・0アシスト 『kicker』誌平均採点:3.1
DFBポカール 1試合出場0ゴール・0アシスト 『kicker』誌平均採点:3.0
<総括>
加入からしばらくは戦力に数えられていなかった遠藤にとって、第14節カールスルーエとのダービー戦が転機になった。この試合で初スタメンを飾ると、中盤の底で攻守に存在感を発揮。一気にポジションを自分のものにした。冬の中断期に監督交代があったが、遠藤は完全に主力の一人として数えられており、スベン・ミスリンタートSDも「静かなリーダー」と認めている。後半戦も全試合でフル出場をしており、チームに欠かせない存在となっている。
現在はレンタルでの期限付き加入だが、すでに保有先のシント=トロイデンとは買取オプション行使の交渉中とも。よほどのことがない限り、完全移籍が濃厚だ。来季1部で戦うことを想定した場合、中盤でのリスクマネージメントにおいて、より一層のレベルアップが求められる。
ハノーファー(9位)所属
原口元気
<出場記録>
リーグ戦 23試合出場4ゴール・1アシスト 『kicker』誌平均採点:3.7
<総括>
前任ミルコ・スロムカ監督とは苦労したが、新任ケナン・コチャク監督とは相思相愛の関係を築けている。これまで本職のサイドハーフだけではなく、ボランチやトップ下でもたびたび起用されては、豊富な運動量、身体を張ったハードワーク、正確なパスとスピードに乗ったドリブルでチームに貢献している。
ハノーファーではなかなかゴールが決められなかったが、第14節ダルムシュタット戦で待望の初ゴールを挙げた。続く第16節アウエ戦ではアディショナルタイムに決勝ゴールを決め、チームに貴重な勝点3をもたらした。若手が多いチームにおいて、経験豊富でバランスが取れる原口の役割は、非常に重要なものになっている。
ザンクト・パウリ(11位)所属
宮市 亮
<出場記録>
リーグ戦 25試合出場1ゴール・7アシスト 『kicker』誌平均採点:3.7
DFBポカール 1試合出場0ゴール・1アシスト 『kicker』誌平均採点:なし
<総括>
度重なるケガに悩まされた過去から解放された宮市。2部リーグで別格のスピードを武器に、フィールドプレーヤーでチーム内最多出場時間を記録している。対戦相手の監督には警戒され、ザンクト・パウリ監督のヨス・ルフカイは「リョウはファンタスティックな選手」と絶賛。選手としての才能を非常に高く評価している。
7アシストとチーム最多アシストを記録している点も素晴らしい。あと求められるのは、ゴールだろう。大事な試合で大事な得点を決めることができるか。
宮市本人は「僕はあんまり欲がですぎると、空回りしてしまうタイプ。一番大事なのは怪我をせずに健康でいること。日々やることをやっていけば、結果は自ずとついてくる」と語っている。
もし、「ゴールやアシストでより高い数字を残せたら、来夏にはもうこのクラブにはいない」とルフカイ語るように、数字がついてくれば、間違いなく1部リーグでプレーしなければならない選手となるはずだ。
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかのきちのすけ)
ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中