タイプの異なる2人をスールシャールはどう起用するか。
93年生まれのポグバと、94年生まれのB・フェルナンデス。タイプの異なる2人を、スールシャールはどう起用するだろう。4-2-3-1なら推進力に長けたポグバをセントラルMFの一角に、ラストパスのセンスと得点力に秀でたB・フェルナンデスをトップ下に置くのが得策か。いや、その逆も試す価値はありそうだ。
4-3-3の両インサイドハーフで同時に起用しても面白い。強烈なミドルを装備する2人のシューターが、2列目からゴールをうかがう。守備側にとっては脅威だろう。
小さくない気掛かりは、故障明けのうえ、マンUでのプレーにすっかり情熱を失ってしまったようにも映るポグバの心身両面のコンディションだ。一部ではシーズン終了後の退団が既成事実のように取り沙汰されている。マンUとの現行契約は21年6月までであり、延長の見込みがないならば、クラブ側としては移籍金が発生する今夏が最大の売り時だ。
4-3-3の両インサイドハーフで同時に起用しても面白い。強烈なミドルを装備する2人のシューターが、2列目からゴールをうかがう。守備側にとっては脅威だろう。
小さくない気掛かりは、故障明けのうえ、マンUでのプレーにすっかり情熱を失ってしまったようにも映るポグバの心身両面のコンディションだ。一部ではシーズン終了後の退団が既成事実のように取り沙汰されている。マンUとの現行契約は21年6月までであり、延長の見込みがないならば、クラブ側としては移籍金が発生する今夏が最大の売り時だ。
ただ一方で、ポグバが残留に前向きな姿勢を見せているという一部報道もある。B・フェルナンデスのパフォーマンスに感銘を受けたというのが、その理由だ。同世代のMFの加入がポジティブな刺激となり、新たなモチベーションを得たポグバが忠誠心と輝きを取り戻せば――。オールド・トラフォードのピッチ上とクラブの未来には、無限の可能性が広がっている。
マンUが覇権争いに絡まないプレミアリーグや、マンUが不在のチャンピオンズ・リーグは、どこか味気ない。名門の復活は大歓迎だ。ワールドサッカー専門誌を作り続けていく編集者としての立場からも。
文●加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト編集長)
マンUが覇権争いに絡まないプレミアリーグや、マンUが不在のチャンピオンズ・リーグは、どこか味気ない。名門の復活は大歓迎だ。ワールドサッカー専門誌を作り続けていく編集者としての立場からも。
文●加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト編集長)