本田の給料を支払えない可能性も
現所属選手たちの給料の支払いも滞りがちだし、さらに新たにアルベルト・ヴァレンティン監督への違約金100万レアル(約2500万円)を支払わなければいけない。本田の報酬はそれほど高くはないが、それでもこのクラブにとっては小さくない出費で、それを保証できない可能性もある。
ただ契約をしない限り、支払い義務は発生しないし、それでも“新戦力”としてアピールできる。さらに、この半年間ほとんどプレーしていない33歳が、本当に使えるか選手かどうかを吟味することも出来る。ビザの申請が遅れているのも、そうした目論見があるのかもしれない。
カンペオナート・カリオカ(リオ・デ・ジャネイロ州選手権)の後期は(前期は先日フルミネンセ戦で敗退した)、2月23日より始まる。しかしここ数日のうちに、運よくビザが発給されればよいが、そうでなければこの試合にも間に合わないかもしれない。
世界に誇るリオのカーニバルは、その2日前の21日に幕を開ける。もしこのまま契約が遅れれば、本田はしばらく、観光客としてカーニバルを楽しむほかないかもしれない。
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
ただ契約をしない限り、支払い義務は発生しないし、それでも“新戦力”としてアピールできる。さらに、この半年間ほとんどプレーしていない33歳が、本当に使えるか選手かどうかを吟味することも出来る。ビザの申請が遅れているのも、そうした目論見があるのかもしれない。
カンペオナート・カリオカ(リオ・デ・ジャネイロ州選手権)の後期は(前期は先日フルミネンセ戦で敗退した)、2月23日より始まる。しかしここ数日のうちに、運よくビザが発給されればよいが、そうでなければこの試合にも間に合わないかもしれない。
世界に誇るリオのカーニバルは、その2日前の21日に幕を開ける。もしこのまま契約が遅れれば、本田はしばらく、観光客としてカーニバルを楽しむほかないかもしれない。
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。