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新生・南葛SCはどんなサッカーを目指すのか? 新監督が語る“ワクワクするサッカー”が意味するものとは――

カテゴリ:特集

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年02月07日

子どもの頃にキャプテン翼というバイブルがあったように…

昨年も南葛SCはしっかりとつなぐサッカーを展開していたが、新体制の下、チームにはいかなる変化が出てくるのだろうか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 では、チームを率いる上で何を大事にしているのか。島岡は言う。

「ボールを扱う技術に向き合って、自分がどれだけできているかに尽きる。向き合えれば、未来を変えられる。『これでいいか』『これぐらいできている』『これならできるだろう』ではいけない。本当に舐めたらダメ。本気の集団にならないと、自分たちが掴もうとしているものは掴めない。目の前の相手だけではなく、僕らが見ているのは“キャプテン翼”のようにみんながワクワクするサッカー。子どもの頃にキャプテン翼というバイブルがあったように、楽しいから見たいし、応援したいというチームにしたい。そこだけはぶらさないようにしたいし、それにはまず、選手がこの先もっと変われる自分にワクワクして、自分自身に期待してほしい」

 目指すのは“ワクワクするサッカー”。点を取って勝つために、ただパスを回すのではなく、次に何が起こるのか、相手は見えてないけれど、自分たちには見えている状況を作り出すのだと言う。具体的にはどんなサッカーなのだろうか。

「風間さんに学んだことは、大きく2つあります。止める・蹴る・運ぶ・受けるの絶対的な技術。そのなかの『止める』とは、ボールが静止すること。『運ぶ』とは身体からボールが離れないこと。それぞれの成功とミスの基準を明確に持っていれば、自分たちのなかではっきりと良し悪しが分かる。そうすれば、相手が見ていない部分を見られるし、自分たちがボールをコントロールすれば、試合も支配できる。いろんなものが相手から始まらず、自分たちからできる。2つ目は、目で繋がること。繋がっている時間や数が多いほど、相手が捕まえられないサッカーになる」

 島岡はそのスタイルを成熟させられれば、クラブのアイデンティティーになるとも考えている。

「昨年まで福西崇史さんが監督をやられていました。その時にどんなサッカーをやっていたかは、クラブ関係者から聞いています。過去を全くないものにする必要はないですし、南葛SCを振り返った時に『監督が変わる度に全く別のサッカーをやっているよね』とならないようにしたい。取っ替え引っ替えで選手を入れ替えず、『ずっと苦労してきたからこそ今がある』と言われるクラブにしたい」
 
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