今夏の東京五輪出場のためにも「4人のレベルが高い」広島でのポジション確保が先決
わずか3日間の休みを挟み、チームに戻った大迫。アジアの戦いで痛感させられた想いを体現するためには、まず自チームでポジションを掴む必要がある。現状では横一線。今季から就任した藤原寿徳GKコーチも、昨年の正GKを特別扱いする考えは持っていない。
「4人のレベルが高い。林卓人は経験があるし、増田(卓也)も去年は町田でほとんど試合に出ていた。廣永(遼太郎)は左利きでビルドアップがいい。その中で一から競争する必要がある」(藤原GKコーチ)
「4人のレベルが高い。林卓人は経験があるし、増田(卓也)も去年は町田でほとんど試合に出ていた。廣永(遼太郎)は左利きでビルドアップがいい。その中で一から競争する必要がある」(藤原GKコーチ)
本人も自らの立ち位置を理解している。掲げたテーマを果たし、今夏の東京五輪に出場するためにも、ポジション確保が先決。オフは短かったが、現在のコンディションは悪くない。このキャンプで結果を残せば、正GKの座は自ずと見えてくる。
アジアの舞台で味わった悔しさを忘れていない。
「トライする気持ちは忘れない。チャレンジしながら修正する作業を繰り返し、安定感のあるGKになりたい」と意気込みを語った20歳は、“勝たせるGK”になるべく、クラブと代表で守護神の座を掴み取る。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)