「チームを勝利へ導く仕事を、しっかりと果たしたい」
アジアカップの開幕戦となるパレスチナ戦は、2015年の初戦である。日本代表にとっても、香川自身にとっても――。
「去年はなかなか上手くいかなかったので、新たな気持ちで臨みたい。同時に、日本代表として戦う責任感はもちろんある。チームとしても個人としても、明日の試合で良いスタートを切りたい。プレッシャーはありますけど、それに打ち克っていくことで成長できると思うので」
10日の練習で痛めた左ひじについて聞かれると、「大丈夫です」と即答した。左足のふくらはぎには今日もテーピングが巻かれていたが、「コンディションは悪くないです」と力みのない口調で話した。
4年前のアジアカップ直前には、「背番号10」について何度も報道陣から聞かれた。古くは木村和司やラモス瑠偉が背負い、名波浩や中村俊輔が価値を高めたエースナンバーの重みを、香川自身も強く感じていた。グループリーグで無得点に終わったのは、背番号10を着けて臨む初の国際大会の重圧と無関係ではなかったはずだ。
しかし、2015年の香川が背番号について聞かれることはない。日本代表の「10」は彼のためにあり、周囲がなにを求めているのかを、彼は十分過ぎるほど理解している。
「チームを勝利へ導く仕事を、しっかりと果たしたい。それが自分の成長にもつながる」
日本代表と所属クラブで苦汁を味わった2014年を経て、さらなる高みを目指すために──。香川真司の完全復活への道のりが、パレスチナ戦から始まる。
「去年はなかなか上手くいかなかったので、新たな気持ちで臨みたい。同時に、日本代表として戦う責任感はもちろんある。チームとしても個人としても、明日の試合で良いスタートを切りたい。プレッシャーはありますけど、それに打ち克っていくことで成長できると思うので」
10日の練習で痛めた左ひじについて聞かれると、「大丈夫です」と即答した。左足のふくらはぎには今日もテーピングが巻かれていたが、「コンディションは悪くないです」と力みのない口調で話した。
4年前のアジアカップ直前には、「背番号10」について何度も報道陣から聞かれた。古くは木村和司やラモス瑠偉が背負い、名波浩や中村俊輔が価値を高めたエースナンバーの重みを、香川自身も強く感じていた。グループリーグで無得点に終わったのは、背番号10を着けて臨む初の国際大会の重圧と無関係ではなかったはずだ。
しかし、2015年の香川が背番号について聞かれることはない。日本代表の「10」は彼のためにあり、周囲がなにを求めているのかを、彼は十分過ぎるほど理解している。
「チームを勝利へ導く仕事を、しっかりと果たしたい。それが自分の成長にもつながる」
日本代表と所属クラブで苦汁を味わった2014年を経て、さらなる高みを目指すために──。香川真司の完全復活への道のりが、パレスチナ戦から始まる。