アジアカップ2015

【日本代表】左肘もふくらはぎも問題なし――「証明の場」に臨む香川の決意

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年01月10日

「結果を出したい」と呪文のように。

ふくらはぎのテーピングが痛々しかったが、本人は「全然たいしたことありません」。コンディションもモチベーションも上がっているという。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 パレスチナとの初戦を2日後に控えた1月10日、左足のふくらはぎにテーピングをして練習していた香川が、フットバレーでジャンピングボレーをすると着地に失敗。痛めた左肘を庇うように抱えながら座り込み、トレーナーに診てもらう場面があった。
 
 全体練習後の個別メニューを取りやめ、チームメイトを残してひとり練習を切り上げたこともあり、左肘とふくらはぎの状態が心配されたが、本人曰く「着地に失敗して、僕が一番あわやと思いました。(ふくらはぎも)全然たいしたことはありません」。
 
 コンディションもモチベーションもむしろ上がっているという香川にとって、今回のアジアカップは「証明する場」だろう。
 
 マンチェスター・Uから古巣ドルトムントに復帰しても本来のプレーを見せられず、アギーレ体制の日本代表では4-3-3のインサイドハーフへの対応に苦慮している。だから本人も、年末年始の国内合宿から「結果を出したい」と呪文のように唱え、インサイドハーフで「自分のパフォーマンスを表現したい」と繰り返す。
 
 本田は今大会を「単なる通過点」と位置付けるが、香川にとっては自らの真価を改めて示す重要な舞台。背番号10は強い決意とともにアジアカップに臨む。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

ジャンピングボレーの着地に失敗して痛めた左肘も大事には至らなかったようだ。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

【関連記事】
【日本代表】「移籍先は重要じゃない」岡崎慎司が求める新しいチャレンジとは――
【日本代表】練習試合で声を出し続けた昌子源 サブ組の突き上げがチームの士気を左右する
【日本代表】コミュニケーションは密に リラックスした空気が向上心を掻き立てる
【日本代表コラム】就任から6試合を経て臨むアジアカップ “疑惑”のアギーレ監督に問われるものとは?
「マレティーネス」の世界のタフな現実 アギーレの八百長疑惑をサッカー文化的側面から考える

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ