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静岡学園のクオリティの前に完敗も、ストライカーの矜持を感じさせた今治東期待の2年生FW

カテゴリ:高校・ユース・その他

遠藤孝輔

2020年01月04日

「3つのシュートチャンスを全て決めていれば…」

大会得点王を目標に掲げこの試合もゴールの匂いを感じさせた2年生FWの髙瀨太聖。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 一方で、今治東にも高い個人能力を見せつけた選手がいた。前日の2回戦で2ゴールを奪ったFW髙瀨太聖(2年)だ。確度の高いポストプレーで前線の起点となれば、36分にはスピードを活かした突破から決定機を生み出し、その2分後には相手の2CB間を破ってフィニッシュまで持ち込んだ。後半13分に放った強烈な枠内シュートも印象深い。

 だが、いずれもゴールという結果には結び付けられなかった。試合後、髙瀨は目を真っ赤にしながら、「自分に3つのシュートチャンスがあって、それを全部決めていたら勝てていた」と悔やんでいたが、静学の守備陣を相手に彼の力が決して通用していなかったわけではない。足りなかったのは最後のプレー精度だけだ。

 今治東の谷謙吾監督が「(選手たちの)成長の通過点になる試合だったと思う」と振り返るように、この一戦で味わった悔しさはかならず髙瀨を一回りも二回りも成長させるはずだ。前日の取材時を含め、言葉の端々からストライカーの矜持を感じさせた2年生FWが、はたして今後どんな成長を見せるか。それが楽しみでならない。

取材・文●遠藤孝輔(フリーライター)

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