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「自分がチームを勝たせられなかったのが悔しい」立正大淞南、攻撃の要・山田真夏斗が示した能力の片鱗【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2019年12月31日

一度は勝ち越しに成功したが…

67分に伴木翔(13番)のゴールでリードに成功した立正大淞南。写真:浦正弘

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 1−1で迎えた64分には富山一のカウンターからMF高木俊希がドリブルで抜け出すと、猛然と斜めにプレスバック。身体を寄せてボールを奪い取った。直後の67分には相手DFのクリアボールに飛びながら足を伸ばして気迫のブロック。そのこぼれ球をFWの伴木翔が沈めて勝ち越しに成功した。さらに72分には落ちながらボールを受けると、鋭く反転に前に運んでから伴木にパス。リターンを受けて切り返しからシュートを放った。

 しかし、終了のホイッスルまであとわずかの78分に富山一のFW碓井聖生のスーパーボレーで追いつかれると、勢いに乗った相手に押し込まれ、攻撃チャンスを作れないまま、2−2からのPK戦を迎え、冒頭で触れた通り3人目として放ったキックが止められ、5人目のMF石橋克之のキックが右ポストに当たった瞬間に、勝負は決した。

 これで彼の高校サッカーは終わったが、次なるステージでの戦いが待っている。

「プロはもっと厳しい世界ですし、ここの3年間で学んだことは絶対に生きてくると思うので、南(健司)監督を始め、コーチ陣に言われたことをこれからも頭の中に入れてやっていきたい。今日の負けを忘れずに1日1日大切にしていきたいです。本当に辛いことも多かったけど、楽しかった3年間でした」

 リスタート――。指揮官をはじめスタッフ、そして共に戦い抜いたチームメイトに感謝の意を述べて、山田真夏斗は悔しさと思い出が刻まれたスタジアムを後にした。

【選手権PHOTO】富山第一 2(4PK3)2 立正大淞南|インハイ準優勝の富山第一がPK戦の末に立正大淞南を下す!

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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