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【戦評|U-22代表】“サンドバック状態”のジャマイカを相手に何が見えた?なによりの収穫は…

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年12月29日

森保監督が語った11月のコロンビア戦との違い

森保監督は11月のコロンビア戦との違いに「コミュニケーションの質」を挙げた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 U-22代表活動は招集の強制力がないため、クラブから拒否されるケースも多い。今回も例に漏れず“急造チーム”と言えた。ベストに近いメンバー構成だった11月のコロンビア戦からは大幅に選手が入れ替わっていて、11月から引き続き招集されたのは、23人のうち、GK谷晃生、DF中山(11月はMF登録)、岩田智輝、瀬古歩夢、MF長沼洋一、高宇洋、鈴木冬一、FW前田の8人。コロンビア戦に出場したのは、そのうち中山、岩田、前田の3人のみだ。しかも今回の活動が始まったのは試合の4日前と、まさに“ぶっつけ本番”だった。

 それでも、前述したように組織的な守備が機能し、一定以上の結果を得ることに成功している。その背景には、密なコミュニケーションがある。

「お互いどうやったら連係連動できるか、意思統一してイメージを合わせていけるか、トレーニングから選手たちが積極的にコミュニケーションを取り、そしてピッチ外でも試合に向けてコミュニケーションを取ってくれていたことが、11月とこの12月の違いかなと思います。

 11月の活動の時にも、おそらく選手たちは『話す』という部分でのコミュニケーションは意識してやってくれたかもしれませんけど、よりピッチ内で活きるサッカーの話をするという部分では、11月の反省を踏まえて、今回の12月の活動は違いがあったかなと思っています」
 
 森保監督のコメントからも分かるように、今回の活動ではより綿密なコミュニケーションが取れていたのは間違いない。

 0-2というスコア以上に手も足も出ず惨敗した11月のコロンビア戦後に「A代表とはコミュニケーションの質に明らかな違いがある」と嘆いていたキャプテンの中山を中心に、今回は選手だけのミーティングを率先して企画した。

 中山はジャマイカ戦が終わった後に「少なくとも試合前のロッカールームや、アップの雰囲気も多分変わっていると思った。個々にまだ確認はしていないですけど、僕自身の望みもありつつ、手応えを感じていてほしいなと思います」と言っていたが、実際に他の選手のコメントを聞けば、揃ってポジティブな意見を話している。
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