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カテゴリ:特集

佐藤俊

2019年12月28日

東京五輪世代、新たな主力候補がトゥーロンで台頭。さらには海外移籍へ…

多くの東京五輪世代の選手が海を渡った2019年、三好もベルギーへと旅立った。(C) Getty Images

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●トゥーロン国際大会準優勝 U-22日本代表
 同時期、南米選手権に行ったのが森保一監督が指揮する東京五輪世代のAチーム。そして、それ以外の選手でチームを編成したのがBチーム。このBチームがフランスのトゥーロン国際大会に出場した。東京五輪代表の当落線上にある小川航基らが活躍し、決勝では強豪のブラジルと対峙し、惜しくもPK戦で優勝を逃した。南米選手権に行った主力に負けてられないとB組の選手たちが奮起したわけだが、チリ、メキシコなどこの世代の強豪に勝ち、決勝でもブラジルと互角に戦えたことは大きな経験になった。そして、この中から小川をはじめ、相馬勇紀、田中碧らが五輪代表の主力候補が出てきたのは準優勝とともに大きな収穫だったと言える。

●東京五輪世代、大量海外移籍
 今夏は、東京五輪世代の久保建英、三好康児、前田大然、安部裕葵、中村敬斗、食野亮太郎、菅原由勢ら多くの若手が海外移籍を果たした。しかも、今回は久保がレアル・マドリー、安部はバルセロナ、食野はマンチェスター・シティとビッククラブへの移籍が目立つ。クラブにとっては先行投資の側面が大きく、他国から獲得した選手と競争させ、その中からひとり、ふたりスター選手が出てくればという感覚なのだろうが、彼らが各クラブで活躍すれば、さらに日本市場の若手に高額な札が上がることになる。

 また出ていく選手がいる一方で、戻ってくる選手もいる。宇佐美貴史や井手口陽介らがそうだが、そういう選手をうまく受け入れてリーグのバランスを整えていく。若手の大量の海外流出はそういうことがこれからのJリーグを考える意味で大事なことだと考えるキッカケにもなった。

文●佐藤 俊(スポーツライター)

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