谷口が退場に至るまでの主審とVARルームのやりとりも公開
動画では、谷口が退場に至るまでのVARルームと荒木主審の緊迫したやりとりも公開。当初はDOGUSO(得点機会の阻止)ではないと判断した荒木主審だったが、VARからの勧めでモニターをチェックし、判定を変更。谷口を退場とした経緯を動画内でも詳細に説明した。また荒木主審は札幌の複数の選手から「良い試合なんだから11人対11人でやりましょうよ」という言葉を寄せられたことを明かしたが、競技規則に基づき厳正なる判定の下でレッドカードを提示したという。
そして、その後に生まれた福森の鮮やかなFK弾。3-2と勝ち越し、「これは勝ったと思いましたね」(鈴木)「間違いなく優勝だと思った」(チャナティップ)という札幌の選手たち。しかし、勝負の分岐点はまだまだ続く。
果たして、激闘のクライマックスを選手、監督はどのように振り返ったのか。ペトロヴィッチ監督の「あの試合に敗者はいない」という言葉が印象に残る。関係者たちが改めて冷静な目で試合を振り返ることで、名勝負のまた違った側面が見えてくる興味深い一作だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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