【横浜|インタビュー】優勝の立役者マルコス・ジュニオールが挙げるMVPは?

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年12月17日

「得点王は自然な流れだったのかな、と」

話題を集めたドラゴンボールのゴールパフォーマンス。写真の「かめはめ波」や「バーニングアタック」、「気円斬」などを披露した。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

――それでも、トップ下でのマルコス選手の躍動感あふれるプレーは、チームが掲げる『アタッキング・フットボール』になくてはならないものだったのでは?

「フルミネンセの下部組織時代に、よくトップ下でプレーしていたんです。当時の監督は、僕のスピードを評価してくれていましたが、自分のプレースタイルとしては、出して、動いて、を繰り返すダイナミックさが特長です。動き回って、チームにリズムを与えるのが得意で、それが今のF・マリノスのサッカーにも活きているはずですし、攻撃に厚みをもたらすことができました」

――リーグ優勝と同時に、チームメイトの仲川輝人選手とともに15ゴールを挙げ、得点王にも輝きました。

「15点を決めるのは簡単ではありませんが、得点王になれたのは、言うなれば“自然な流れ”だったと感じています。頼れる得点源だったCFのエジガル(・ジュニオ)が怪我で不在の時に、僕がCFでプレーすることもありました。攻撃を重視するF・マリノスのCFには、1試合で必ずゴールチャンスがあり、そのチャンスをしっかりとモノにできました。また、エジガルはPKキッカーも担当していて、その大役も自分に任されて、得点を重ねることができました。そういう意味で、得点王は自然な流れだったのかな、と」
 
――なるほど。では、今季のチームMVPを選ぶとしたら?

「ふたりいます。チアゴ(・マルチンス)とテル(仲川)ですね。チアゴはパワーとスピードがあって、必ず守ってくれると信用できる心強い味方です。テルは点を取るだけでなく、アシストもできる。凄いアタッカーだと感心しますね」

――自分ではない?

「自分を選んでもいいなら、自分です(笑)。いろんなポジションをこなして、それが慣れないポジションだったとしても、チームのために献身的に戦ってきたつもりです。守備も頑張りました。ゴールも決めて、パスも出しました。それなりに貢献したと自負していますので、マルコスを選んでもいいかな、と(笑)」
 
【関連記事】
「優勝できた理由は一つだ…」“名将”ポステコグルーが説いた横浜15年ぶりのJ1制覇の要因
横浜キャプテン喜田、感極まり涙…15年ぶりのJ1制覇に「長くやっている身として責任を感じていた」
横浜、記録づくめの戴冠劇!史上最多観客数に初の同一チーム得点王2名、タイ人初のJ優勝、さらに令和初の…
【横浜】力強く首位奪取。喜田拓也が「準備の段階から感じていた」ものが勝利の原動力に
【横浜】攻撃的だからこその強み。攻めれば攻めるほど守備がハマるメカニズム

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年12月18日号
    12月4日(木)発売
    [特集]
    25-26 欧州リーグ前半戦レビュー
    冬の通信簿
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ