今季は24試合・3得点とインパクトを残せず。ゴールへ向かうプレーは今後の課題
ただ、これですぐにA代表定着というわけにはいかない。シャドーのポジションは南野拓実(ザルツブルク)や堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)といった欧州組アタッカー陣がひしめく大激戦区。東京五輪行きを争うだけでも熾烈を極めているだけに、さらなるアピールが求められるのだ。
「今回はアシストできましたけど、もうちょっとゴールに向かうプレーを増やしたい。そのためにもボールを触る回数を増やさないと。中国戦でもクロスを入れられなかったところがあったし、推進力も見せられたらいい」と森島は課題を口にする。
「今回はアシストできましたけど、もうちょっとゴールに向かうプレーを増やしたい。そのためにもボールを触る回数を増やさないと。中国戦でもクロスを入れられなかったところがあったし、推進力も見せられたらいい」と森島は課題を口にする。
特にゴールの部分はまだまだ物足りない。今季J1でも24試合・3得点と数字的にはそれほど大きなインパクトを残せなかった。中国戦で2シャドーを形成した鈴木が13ゴール、出番のなかった仲川が15ゴールを奪っているのに比べるとどうしても見劣りすると言わざるを得ない。
彼が「得点を取れて機転の利くプレーのできるアタッカー」へと進化を遂げなければ、せっかく中国戦で得た評価もすぐに低下しかねない。残された香港、韓国戦でその課題に挑み、数字を残すこと。今大会の森島はそのタスクを果たすことが強く求められる。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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