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【コラム】久保建英の穴を埋めきれなかったFC東京…Jリーグは現場だけで勝てる時代ではなくなった

カテゴリ:Jリーグ

加部 究

2019年12月10日

シティグループとの提携で再建を図った横浜が優勝を飾ったのは象徴的な出来事

海外進出の若年化で補強やチーム編成は年々困難に。シティグループとの提携で再建を図った横浜の優勝は今季を象徴する出来事と言える。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 3連覇を目指し万全の戦力を備えたかに見えた川崎が、とりわけCBの故障者連鎖に苦しみ、とうとう終盤には中村憲剛が離脱。先を読む補強では一歩リードをしていたはずの鹿島でも終盤のペースダウンを避けられなかった。

 Jリーグは、今、非常に難しい状況に置かれている。久保に象徴されるように若い才能は海外進出を急ぎ、反面浦和や鹿島のアジア制覇などでJクラブへの注目が集まり、シーズン途中でも中東や中国などから引き抜きが目立つようになった。また今年も最後に優勝を争ったのはACL不参加の2チームで、来年になれば両者ともに新たな難題に直面する。

 移籍のサイクルは加速し、もはや現場だけで勝てる時代ではなくなった。刻々と変化するチーム事情に、海外からの補強を含めて迅速な対応が迫られる中で、いち早くシティグループとの提携で再建を図った横浜が優勝を飾ったのは象徴的な出来事だった。

文●加部 究(スポーツライター)
 
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