U-22世代は一歩リードするコパ・アメリカ参戦組を追う遠藤や田川ら初招集組が追う展開
一方のU-22世代は、年明けのU-23アジア選手権(タイ)へのサバイバルという色合いが強い。森保監督は今回と28日のU-22ジャマイカ戦(長崎)でメンバー絞り込みを行なって、アジアの覇権を争う大会に参戦する意向だからだ。ここで生き残れなければタイ行きもないし、来夏の東京五輪本番の確率もグッと下がる。それを強く認識したうえで、今回のE-1選手権を戦うことが求められるのだ。
「思い出作りに行くつもりはさらさらない。A代表生き残りの最後のチャンスだと思って戦います」と今季J1優勝メンバーのひとりで勢いに乗っている遠藤渓太(横浜)も語気を強めたが、そういう覚悟のある選手が何人いるのか。そこが今、改めて問われる。
コパ・アメリカ参戦組の大迫敬介(広島)や上田綺世(鹿島)は現段階で一歩リードと言っていい状況だが、U-22代表を含めて森保ジャパン招集回数の少ない森島司(広島)や田川亨介(FC東京)などは、この千載一遇のチャンスを掴まなければ未来は開けてこない。
「ここで呼んでもらったのは有難い。ハードワークしてどんどん前から守備をすることだったり、裏に抜ける仕事、前で起点になる動きと自分のストロングをどんどん出したい」と、田川は同じFWの上田や小川航基(水戸)に挑戦状を叩きつけるつもりだ。
「思い出作りに行くつもりはさらさらない。A代表生き残りの最後のチャンスだと思って戦います」と今季J1優勝メンバーのひとりで勢いに乗っている遠藤渓太(横浜)も語気を強めたが、そういう覚悟のある選手が何人いるのか。そこが今、改めて問われる。
コパ・アメリカ参戦組の大迫敬介(広島)や上田綺世(鹿島)は現段階で一歩リードと言っていい状況だが、U-22代表を含めて森保ジャパン招集回数の少ない森島司(広島)や田川亨介(FC東京)などは、この千載一遇のチャンスを掴まなければ未来は開けてこない。
「ここで呼んでもらったのは有難い。ハードワークしてどんどん前から守備をすることだったり、裏に抜ける仕事、前で起点になる動きと自分のストロングをどんどん出したい」と、田川は同じFWの上田や小川航基(水戸)に挑戦状を叩きつけるつもりだ。
A代表国内組がズラリと並ぶDF陣の一角に加わった渡辺剛(FC東京)も「自分はいまの代表にいるセンターバックとは違うタイプ。激しく泥臭くつぶしに行ける強みをどんどん出して、アグレッシブにやっていきたい」と目を輝かせた。
こういった積極性を若い世代が強く押し出してくれれば、停滞感が漂っていた森保ジャパンにも新たな活力が生まれる。ベネズエラ戦で失いかけた代表への信頼を取り戻すためにも、U-22世代の台頭に大きな期待を寄せたいところだ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)