シマオ・マテの相手FWを止める技術はワールドクラスだ
あとの4人は、各ポジションでの個性派を選出した。J1リーグ連覇後の今季、川崎フロンターレは負傷者も多く、勝ち切れない試合が多かったが、そんな中でも家長昭博はあらゆるポジションに顔を出しパス出しのセンスを見せつけた。左サイドでは、サンフレッチェ広島の柏好文が、ベテランらしくサイドアタッカーとしての引き出しの豊富さを見せつけた。一方ベガルタ仙台のCBシマオ・マテの強靭な身体能力を生かして相手FWを止める技術はワールドクラスと言ってもいい。
そして、最後にアンドレス・イニエスタ。チームとしては今年も苦戦が続いたヴィッセル神戸だったが、イニエスタのスペースを見つける眼とそのスペースを使う精度の高いパスなどはさすがに一級品だった。
そして、最後にアンドレス・イニエスタ。チームとしては今年も苦戦が続いたヴィッセル神戸だったが、イニエスタのスペースを見つける眼とそのスペースを使う精度の高いパスなどはさすがに一級品だった。
進境著しい田中碧やテクニックで楽しませてくれたチャナティップなども、ぜひ選出したかった。ちなみに、ベストイレブンの監督はもちろん優勝監督のアンジェ・ポステコグルーだ。
文●後藤健生(サッカージャーナリスト)