中国代表は暫定監督の下で今大会に挑む羽目に
一方で、日本にとっての朗報は、中国代表の状況が芳しくない点だ。フィリピンとスコアレスドローに終わり、シリアに1-2で敗れるという11月のワールドカップ予選の結果を受けて、今年1月に代表監督に復帰したばかりのイタリア人指揮官マルチェロ・リッピが再び辞任を発表したのだ。
E-1選手権ギリギリの退任劇となったため、後任はいまだ決まっていない。広州恒大や河北華夏などを率いたリー・ティエ氏が、今大会は暫定的に指揮を執ることになっている。
E-1選手権ギリギリの退任劇となったため、後任はいまだ決まっていない。広州恒大や河北華夏などを率いたリー・ティエ氏が、今大会は暫定的に指揮を執ることになっている。
またメンバーについても日本と同様に海外組は呼んでおらず、11月のワールドカップ予選の時とは大きく変わっている。中国屈指の点取り屋ガオ・リンや、今年帰化して中国代表となったブラジル出身ストライカーのエウケソンも招集を見送られている。
まずは、チーム内のゴタゴタに揺れる中国を叩いて波に乗りたいところだ。そのうえで、森保一監督が言う「個々の成長」が見られ、「日本サッカー全体の底上げ」につながるような戦力が発掘できるのが理想だろう。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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