• トップ
  • ニュース一覧
  • 【E-1選手権・中国戦|展望】キーマンは快足の鈴木&ドリブラー仲川。中国代表はリッピ監督退任でゴタゴタ

【E-1選手権・中国戦|展望】キーマンは快足の鈴木&ドリブラー仲川。中国代表はリッピ監督退任でゴタゴタ

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年12月10日

組織の骨格を作っていくのもテーマになる

中国戦の予想スタメン。鈴木と仲川はシャドーでコンビを組む可能性も。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 12月9日、日本、韓国、中国、香港の4か国で東アジアの王者を決めるE-1選手権が開幕。日本代表は初戦で中国と対戦する。

 国際Aマッチデーでの開催ではないため海外組は呼べず、今大会の招集メンバーは全員が国内組で、しかも半分以上がU-22世代の若手主体という構成となっている。それも7日までJ1リーグがあった影響で、8日はコンディション調整がメインで、実質的に練習で合わせたのは9日のみ。戦術を落とし込む時間がほとんどないまま、この中国戦に挑むことになる。

 そうした状況で問われるのは、選手個々の判断力。佐々木翔、三浦弦太、畠中槙之輔の3バックなど、それなりにA代表経験のある選手であれば、「このシチュエーションならチームとしてこう動く」という基本戦術を理解しているかもしれないが、初招集の選手に、それを望むのは難しい。いかに選手個々が局面に応じて、ベストなプレーを選択できるかが、この試合のポイントとなる。

“ぶっつけ本番”とも言える試合の鍵を握るのは、スピードが持ち味の鈴木武蔵と、Jリーグトップクラスの突破力が魅力の仲川輝人か。チームワークの成熟が図れていない現状では、やはり分かりやすい武器がある“個の力”が重要になるだろう。

 中国メディアでは「日本はフルメンバーではなく2軍を連れてきた」とも報じられているが、そうした懐疑的な声を一気に払拭するほどの、特大のインパクトを残してほしい。
 
 もっともチームワークを度外視するわけにはいかない。ゲームを進めながら組織の骨格を作っていくのも、この試合のテーマになる。

 その際に重要になるのは、ボランチの大島僚太か。柴崎岳という絶対的な司令塔がいない今大会で、川崎のポゼッションスタイルを支えるパサーのセンスに懸かる期待は大きい。大島のパスにチームメイトが呼応し、動き出せるようになれば、自ずと主導権は握れるだろう。
 
【関連記事】
【E-1選手権・中国戦の予想スタメン】JリーグMVP仲川はシャドー予想。大島は“ポスト柴崎”役か?
【セルジオ越後】また無様な負けを晒したら国民は代表に期待を持てなくなる…E-1選手権はぜひ優勝してほしい
【E-1選手権】今大会の“日韓戦”も波乱の予感!?森保監督も「厳しい試合になる」と展望
五輪世代のサバイバルとベネズエラ戦の追試に挑むA代表国内組…E-1選手権の注目点は?
【セルジオ越後】外国人枠を最も“うまく”使ったマリノスがJ1制覇。MVPを挙げるとするなら…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ