• トップ
  • ニュース一覧
  • カギは日本人選手と外国人助っ人の「ユニット」。今季のJ1躍進チームに見えた共通項【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カギは日本人選手と外国人助っ人の「ユニット」。今季のJ1躍進チームに見えた共通項【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2019年12月06日

「日本人だけで戦う」という姿勢も悪くないが…

 鹿島アントラーズでは、レオ・シルバと三竿健斗の二人もボランチとして、プレーを高め合っていた。中盤でお互いが正しいポジションを取って、強度の高いプレーを見せあい、技術を出し切る。そこで阿吽の呼吸が生まれ、切磋琢磨も生まれたのだ。

 上位のクラブでは、こうしたポジティブな現象が起きている。「日本人だけで戦う」。その姿勢も決して悪くない。しかし今シーズンは、外国人選手の力を取りこめたチームが、上位に進出しているのが現実だろう。その点で、王者である川崎フロンターレは苦しんだ。

 チームの中で生きられる外国人選手か、もしくはチームにプラスアルファをもたらせる外国人選手か――。外国人枠は増えたが、能力が高くてもフィットしない場合もある。日本人選手との調和の部分が、来シーズンも補強では重要なポイントとなるはずだ。

文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
 
【関連記事】
【J1展望】横浜×FC東京|激闘必至の優勝決定戦。横浜有利の予想だが…
E-1選手権に臨む森保ジャパン、国内組のみの22名を発表!横浜・仲川が初選出。東京五輪世代は12名を招集
右足親指を骨折も天皇杯は「全力で」。イニエスタが語った盟友ビジャへの想いとアジアNo.1へのモチベーション
神戸FWウェリントンが契約満了で退団。「何回危機を救ってくれたことか」「感謝してもしきれません」ファンも惜別の情を述べる
【E-1選手権・中国戦の予想スタメン】3バック?4バック?楽しみなのは10番・仲川を含めた前線の構成

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ