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ラモス日本、W杯準決勝でポルトガルにPK戦の末に惜敗。「勝って胸を張って日本に帰りたい」と選手も3位決定戦に意欲【ビーチW杯】

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年12月01日

「ジーコも、バッジオも…」

「オズは誰よりも決勝に行きたがっていた。本当に可哀想に思う」と肩を落とすラモス瑠偉監督。

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 日本とポルトガルの一戦は、第3ピリオドを終わって3-3の同点で終了。延長に入る前に空が鉛色になったと思ったら、まるでイタリア対ロシア戦のような荒天となった。延長は両者が互いに譲らず、PK戦にまでもつれる戦いになった。

 暴風雨で視界不良の状況下、1番手でキャプテンのFP茂怜羅オズがボールをゴール右上に大きく外し、3番手のチーム最年長40歳FPの田畑輝樹も、ほとんどオズと同じような方向に蹴り上げた――。この瞬間、日本代表は3位決定戦に回ることが決まった。

「ワタシはPKを外さない自信があります。だから最初に蹴ります。でも人生の中で一番大事な時に…。今でも信じられません。GKの動きを見ながら蹴り込む場所も決まっていた。申し訳ないと謝るしかありません」

準決勝では累積警告で出場停止だったFP大場崇晃。「勝って胸を張って日本に帰りたい」と決意を語る。

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 神妙な表情で話すオズを指揮官は、サッカー界のレジェンドの名前を挙げながらかばった。

「PKというのは一番上手な人、その試合で一番頑張った人が外してしまうものだ。ジーコ(元ブラジル代表)、(ロベルト)バッジオ(元イタリア代表)もワールドカップでPKを外している。オズは誰よりも決勝に行きたがっていた。本当に可哀想に思う」

 出場停止のFP大場はキックオフの前、ピッチ上のカメラマンからカメラを向けられていることに気付くとジャージの左胸の日本サッカー協会のエンブレムを指さし、チームメートとの一体感を熱烈にアピールした。
 
 その大場は、スタンドで試合を観戦した後、嗚咽を漏らしながら「悔しいです…ただそれだけです。戦い自体は素晴らしかった。下を向くことはありません。素晴らしいプレーの連続でした。でも…。本当に悔しい。みんなと一緒にピッチで戦いたかった」と絞り出し、最後に「明日(の3位決定戦に)勝って胸を張って日本に帰りたい」と締め括った。

 3位決定戦で日本はロシアと対戦する。キックオフは現地1日午後4時15分(日本時間2日午前4時15分)である――。

取材・文●絹見誠司
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