30代半ばに差し掛かる長友、吉田、酒井…鉄板守備陣への依存から脱することはできず
年5回の国際Aマッチデーとアジアカップなどの大陸別国際大会を除き、ベストメンバーを招集できない代表指揮官がある程度、決まった面々でチームの成熟を図りたいと考えるのも分からなくはない。失敗が許されない2次予選になれば、より計算できる長友や吉田、酒井宏樹(マルセイユ)に頼りたくなる気持ちも確かに理解できる。
とはいえ、彼らも2022年には30代半ばにさしかかる。怪我やコンディション不良などのアクシデントも増えてくる年齢で、カタール本番にフル稼働できるとは限らない。その鉄板守備陣への依存から脱することを考えて今回、大胆なチャレンジに打って出たのだろうが、それは無残な形に終わった。だからといって、「やっぱり長友や吉田に頼るしかない」と依存を強めたらチームの層は厚くならない。ベネズエラ戦の惨敗を今後に生かさなければ、日本代表のレベルアップはない。
とはいえ、彼らも2022年には30代半ばにさしかかる。怪我やコンディション不良などのアクシデントも増えてくる年齢で、カタール本番にフル稼働できるとは限らない。その鉄板守備陣への依存から脱することを考えて今回、大胆なチャレンジに打って出たのだろうが、それは無残な形に終わった。だからといって、「やっぱり長友や吉田に頼るしかない」と依存を強めたらチームの層は厚くならない。ベネズエラ戦の惨敗を今後に生かさなければ、日本代表のレベルアップはない。
長友や吉田、酒井、柴崎、大迫勇也(ブレーメン)に代わる軸を見つけるのは容易ではないが、トライを続けていかなければ停滞感は続く。彼らのポジションに少しずつ新戦力を抜擢しながら、融合と底上げを図る術を指揮官には真剣に模索してほしい。