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試練の11月シリーズ。大胆な2チーム編成に見えた森保ジャパンの現在地とまだまだ遠い主力依存脱却への道

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2019年11月20日

30代半ばに差し掛かる長友、吉田、酒井…鉄板守備陣への依存から脱することはできず

吉田、長友ら守備陣は鉄板の主力組への依存度が高い。底上げは急務だ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 年5回の国際Aマッチデーとアジアカップなどの大陸別国際大会を除き、ベストメンバーを招集できない代表指揮官がある程度、決まった面々でチームの成熟を図りたいと考えるのも分からなくはない。失敗が許されない2次予選になれば、より計算できる長友や吉田、酒井宏樹(マルセイユ)に頼りたくなる気持ちも確かに理解できる。

 とはいえ、彼らも2022年には30代半ばにさしかかる。怪我やコンディション不良などのアクシデントも増えてくる年齢で、カタール本番にフル稼働できるとは限らない。その鉄板守備陣への依存から脱することを考えて今回、大胆なチャレンジに打って出たのだろうが、それは無残な形に終わった。だからといって、「やっぱり長友や吉田に頼るしかない」と依存を強めたらチームの層は厚くならない。ベネズエラ戦の惨敗を今後に生かさなければ、日本代表のレベルアップはない。

 長友や吉田、酒井、柴崎、大迫勇也(ブレーメン)に代わる軸を見つけるのは容易ではないが、トライを続けていかなければ停滞感は続く。彼らのポジションに少しずつ新戦力を抜擢しながら、融合と底上げを図る術を指揮官には真剣に模索してほしい。
 
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