A代表の常連となった冨安も、フィットに関しては大きな問題はない
一方のウイングバックにオーバーエイジを使うとして、バックアッパーには、直近のコロンビア戦とブラジル遠征で存在感を高めている菅原由勢(AZ)が入るのではないか。ウイングバックだけでなく、名古屋時代にはCBを務め、現クラブではウイングもこなす、そのポリバレント性はシステムを変更する際に役立ちそうだ。
ボランチには、キャプテンの中山雄太(ズウォーレ)と田中碧(川崎)が現状では収まりそう。コロンビア戦では精彩を欠いた中山だが、10月のブラジル戦で見せたように、ボール奪取もキックの技術もこの世代でトップクラス。コンディションが万全なら外す理由はない。その中山とコロンビア戦でペアを組んだ田中駿太(大阪体育大)は的確なパス捌きが魅力だが、10月のブラジル戦で2得点を挙げた田中碧の強烈なインパクトには及ばない。
ディフェンスラインはU-22コロンビア戦のスタメン3人、岩田智輝(大分)、立田悠悟(清水)、板倉滉(フローニンヘン)に加え、A代表でレギュラーを担う冨安健洋(ボローニャ)が筆頭候補だ。ウイングバックにも対応できる岩田、ボランチもできる板倉は、戦術の幅を広げられる人材だ。今では完全にA代表の常連になった冨安はすでに、18年5月のトゥーロン国際で、このチームに一度呼ばれている。当時はチームで唯一全4試合にフル出場していて、フィットに関しては大きな問題はないと見る。
GK2枠は大迫敬介と小島亨介。現在レギュラーを務める大迫は言わずもがな、だろう。大分で出番を掴めていない小島は10月のブラジル遠征とコロンビア戦には招集されていないものの、今年3月のU-23アジア選手権予選までこの世代の正守護神だったというのは、それだけの実力があるわけで、再びメンバー入りする可能性は高い。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
ボランチには、キャプテンの中山雄太(ズウォーレ)と田中碧(川崎)が現状では収まりそう。コロンビア戦では精彩を欠いた中山だが、10月のブラジル戦で見せたように、ボール奪取もキックの技術もこの世代でトップクラス。コンディションが万全なら外す理由はない。その中山とコロンビア戦でペアを組んだ田中駿太(大阪体育大)は的確なパス捌きが魅力だが、10月のブラジル戦で2得点を挙げた田中碧の強烈なインパクトには及ばない。
ディフェンスラインはU-22コロンビア戦のスタメン3人、岩田智輝(大分)、立田悠悟(清水)、板倉滉(フローニンヘン)に加え、A代表でレギュラーを担う冨安健洋(ボローニャ)が筆頭候補だ。ウイングバックにも対応できる岩田、ボランチもできる板倉は、戦術の幅を広げられる人材だ。今では完全にA代表の常連になった冨安はすでに、18年5月のトゥーロン国際で、このチームに一度呼ばれている。当時はチームで唯一全4試合にフル出場していて、フィットに関しては大きな問題はないと見る。
GK2枠は大迫敬介と小島亨介。現在レギュラーを務める大迫は言わずもがな、だろう。大分で出番を掴めていない小島は10月のブラジル遠征とコロンビア戦には招集されていないものの、今年3月のU-23アジア選手権予選までこの世代の正守護神だったというのは、それだけの実力があるわけで、再びメンバー入りする可能性は高い。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)