ゆくゆくは、岡山の監督になれたら――
岡山でチームメイトだった喜山康平も感傷に浸る。
「諒君も岡山がすごく好きだし、このスタジアムで試合に出られたことを喜んでいました。僕自身、彼がチームを離れても連絡は取り合っていましたし、去年、前十字を怪我して(編集部・注/左膝前十字靭帯損傷、全治約8か月の診断)、本当に大変だったと聞いていました。なかなか良くならない、と。でも、しっかりと復帰できてよかった。引退は寂しいけど、『やり切った』と本人は言っていたので」
喜山が言うように、田所に未練はない。「目一杯、やりきりました。これから先はもう通用しないと思うので(笑)。だから、ここでもう大丈夫です」と清々しい笑顔を見せる。
引退後については、「まだ何も決まっていない」。ただ、「小さい頃からずっとサッカーをやってきたから、その世界で生きていけたらいい」と希望している。
「岡山の監督として帰ってこれたらいいんですけど(笑)。そうなれるように。次の目標を見つけてやっていかないとダメだと思うので。とりあえず、監督ができるまでのライセンスを取れたらいいかなと」
もっとも、まだ現役生活が終わったわけではない。岡山に勝利し、J1復帰に王手をかける横浜FCの一員として、ラスト1試合、ホームでの愛媛戦が控えている。
「J1に昇格できたシーズンに、自分がいたというのは、幸せなことだと思うので。それを実現できるように、また明日から集中して、チームに貢献できるように努力したい」
愛媛戦後には、引退セレモニーが予定されている。チームのJ1復帰とともに、スパイクを脱ぐ――そんな最高の形で終幕を。「そこに向けて、最後まで頑張るだけです」。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「諒君も岡山がすごく好きだし、このスタジアムで試合に出られたことを喜んでいました。僕自身、彼がチームを離れても連絡は取り合っていましたし、去年、前十字を怪我して(編集部・注/左膝前十字靭帯損傷、全治約8か月の診断)、本当に大変だったと聞いていました。なかなか良くならない、と。でも、しっかりと復帰できてよかった。引退は寂しいけど、『やり切った』と本人は言っていたので」
喜山が言うように、田所に未練はない。「目一杯、やりきりました。これから先はもう通用しないと思うので(笑)。だから、ここでもう大丈夫です」と清々しい笑顔を見せる。
引退後については、「まだ何も決まっていない」。ただ、「小さい頃からずっとサッカーをやってきたから、その世界で生きていけたらいい」と希望している。
「岡山の監督として帰ってこれたらいいんですけど(笑)。そうなれるように。次の目標を見つけてやっていかないとダメだと思うので。とりあえず、監督ができるまでのライセンスを取れたらいいかなと」
もっとも、まだ現役生活が終わったわけではない。岡山に勝利し、J1復帰に王手をかける横浜FCの一員として、ラスト1試合、ホームでの愛媛戦が控えている。
「J1に昇格できたシーズンに、自分がいたというのは、幸せなことだと思うので。それを実現できるように、また明日から集中して、チームに貢献できるように努力したい」
愛媛戦後には、引退セレモニーが予定されている。チームのJ1復帰とともに、スパイクを脱ぐ――そんな最高の形で終幕を。「そこに向けて、最後まで頑張るだけです」。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)