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生き残りへの覚悟を滲ませていた原口元気の一発回答!2年連続のキルギス戦FK弾は苦境脱出への契機となるか

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2019年11月15日

クラブでは新指揮官が就任を発表したばかり。今回の代表戦でいい結果が生まれれば…

ハノーファーのコチャク監督へアピールするためにも、キルギス戦に続き、ベネズエラ戦でも好プレーを継続したい。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 試合内容的には劣悪なピッチ環境も災いしてキルギスに押し込まれ、かなりの苦戦を強いられたが、原口に今予選初得点が生まれ、2-0で勝ち切れたのは朗報だ。万が一、この試合で結果が出なければ、代表落ちの可能性もあり得ただけに、本人も心から安堵したに違いない。「ここからもう1回ポジション争いに臨んでいけるなっていう気持ちになれたし、僕にとっては大事な1点だったと思います」とポジティブな姿勢も取り戻した。この活躍を代表・クラブ両方での苦境脱出のいい契機にしたいところだ。

 原口は欧州組ながら1試合で帰らず、帰国して19日のベネズエラ戦(大阪)を戦う。そこでよりアグレッシブなパフォーマンスを披露し、ハノーファーに戻れれば、ドイツでも再び輝きを放てるかもしれない。今月3日にスロムカ監督の更迭に踏み切った同クラブは、コチャク監督の就任を発表したばかり。ザントハウゼンをブンデス2部で躍進させた実績のある新指揮官が原口をどのように位置付けるかは全くの未知数だが、今回の代表でいいパフォーマンスを見せられれば、好印象につながることは間違いないだろう。


 1年での1部復帰を果たすためにも、ハノーファーは巻き返しが急務。原口がそのけん引役になるためにも、左サイドで脅威を与えられる存在であることを強烈にアピールする必要がある。キルギス戦では何とかその布石を打てたが、継続しなければ意味がない。南米の強豪国との次戦でも目に見える結果を残すことに今は集中すべきだ。

 キルギス戦で南野が史上初のワールドカップ予選開幕4戦連続ゴールを決め、注目度を高めているが、原口は前回最終予選で4連続ゴールを達成した選手。それだけの決定力は持ち合わせているはずだ。3年前のいい感触を取り戻し、日本の重要な得点源へと返り咲くべく、ここから一気にスパートをかけてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

 
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