原動力となる働きを見せているのは…
ワールドカップアジア2次予選、一巡目の最後となったキルギス戦も無失点で4連勝。4戦のうち3戦をアウェーで戦ったことを考えると、この結果は素晴らしい。選手たちの集中力、競争力、そして森保一監督のマネジメント力は評価されて然るべきだと思います。
キルギス戦も決して簡単な試合ではありませんでした。
グラウンドは劣悪。ホームのサポーターの後押しを受けたキルギス代表は勢いよく襲いかかってきました。さらに、これまでの中心選手に支えられて、先月から抜擢された若手たちが躍動するなど、立ち上がりから難しい試合を強いられました。
3バックを採用したキルギスは、左センターバックのキチン選手のフィード力を生かし、両サイドを広く使って攻め入ってきました。
また、守備時には中央に選手を集めることで、日本のビルドアップをサイドに誘導すると、長友選手、酒井選手にボールが渡ったところでウイングバックが高い位置まで出てプレスをかけてきました。
それを見て、日本は、守備になったらキチン選手に伊東選手が早めに出ていくこと。攻撃時は、サイドハーフの原口選手、伊東選手をサイドに張らせて相手を困らせようと試みました。
ただ、全体的にこの対策は中途半端に終わってしまいました。そもそも事前にもう少し準備ができなかったのか。前半の戦いは、おそらく試合前に選手たちが思っていた以上にやられてしまったと思います。
キルギス戦も決して簡単な試合ではありませんでした。
グラウンドは劣悪。ホームのサポーターの後押しを受けたキルギス代表は勢いよく襲いかかってきました。さらに、これまでの中心選手に支えられて、先月から抜擢された若手たちが躍動するなど、立ち上がりから難しい試合を強いられました。
3バックを採用したキルギスは、左センターバックのキチン選手のフィード力を生かし、両サイドを広く使って攻め入ってきました。
また、守備時には中央に選手を集めることで、日本のビルドアップをサイドに誘導すると、長友選手、酒井選手にボールが渡ったところでウイングバックが高い位置まで出てプレスをかけてきました。
それを見て、日本は、守備になったらキチン選手に伊東選手が早めに出ていくこと。攻撃時は、サイドハーフの原口選手、伊東選手をサイドに張らせて相手を困らせようと試みました。
ただ、全体的にこの対策は中途半端に終わってしまいました。そもそも事前にもう少し準備ができなかったのか。前半の戦いは、おそらく試合前に選手たちが思っていた以上にやられてしまったと思います。
しかし、その中でも結果を残せるのが今の日本代表の強さです。選手たちが我慢すべきところは我慢し、チャンスを待ちながら、”その時”が来たらきっちりと刺すことができています。
原動力となる働きを見せているのは権田選手と南野選手です。この試合だけでなく、今予選を通じて、権田選手のセーブで踏み止まり、南野選手のゴールで勝ちに結び付けています。
それを呼び込んでいるのはチーム全員の一体感とハードワークでしょう。とりわけ、攻から守になった時の切り替えの意識、戻りを怠らない姿勢が光ります。
無失点は必然。一人ひとりの表情や仕草には今のチームが同じ方向を向いて皆が歩んでいることがよく表われています。
ただ、苦戦したのも必然です。特に、3バックの相手に対しての崩しのイメージの共有には不満が残りました。