久保は「できることは見せられたのかな…」
さらに、久保である。後半19分から出場すると力強いドリブルを披露。後半29分には田中の縦パスを受けて瞬時にターンし、上田へとスルーパスを通している。
「できることは見せられたのかなと思うけど、0−1で負けていたので、取り返せなかったのは良くなかったと思います」との久保の言葉を聞く限り、自身のプレーに関しては、まずまずの手応えを掴んだようだ。
一方、気になったのは、小川航基、上田綺世、前田大然と3人のストライカーが決定的なチャンスをモノにできなかったことだ。小川はシュートをGKにぶつけ、上田と前田は枠を捉えられなかった。
美味しいところはコロンビア戦に取っておいた――それくらいの気構えでいてくれたら、むしろ心強い。先月のブラジルに続いてコロンビアも撃破するには、FW陣の奮起が欠かせない。
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)