キルギス戦で伊東に課される明大は極めてシンプル。代表で1年以上遠ざかるゴールを奪えるか
しかしながら、肝心のゴールの方は物足りなさが残る。ヘンクでは今季いまだ無得点。「10試合点を取れなかったことは今までのキャリアではなかった。ちょっと焦りはあります」と本人も悔しい胸の内を明かす。リーグ戦では相手の背後に抜け出してGKと1対1になるような場面もないわけではないが、フィニッシュの部分で冷静さを欠くケースが目につく。伊東は今、大きな課題に直面していると言っていい。
日本代表でも、森保ジャパン発足当初の2018年9月のコスタリカ戦(大阪)とパナマ戦(新潟)で連発したところまではよかったが、そこから1年以上、ゴールから遠ざかっている。堂安に比べて出番が少ない分、チャンスも多くないのだが、それでも結果を残さなければ定位置は奪えない。キルギス戦で伊東に課される命題は極めてシンプルなのだ。
日本代表でも、森保ジャパン発足当初の2018年9月のコスタリカ戦(大阪)とパナマ戦(新潟)で連発したところまではよかったが、そこから1年以上、ゴールから遠ざかっている。堂安に比べて出番が少ない分、チャンスも多くないのだが、それでも結果を残さなければ定位置は奪えない。キルギス戦で伊東に課される命題は極めてシンプルなのだ。
「リバプールのサラーとかを見ていると、個人の力でポンポンと点を決めてくる。そこはホントにすごい。自分もゴールに向かう意識を増やさないといけないと感じます。ヘンクではエゴイストが多くて、自分がお膳立てしないと回らないところがあるから仕方ないですけど、代表ではもうちょい自分で行ってもいいかな。ホントにそろそろ1点欲しいなと思います」
そう熱望する彼にとって、キルギス戦ではゴールに突き進む凄みをより発揮し、目に見える結果を残したいところ。CLで磨きをかけた推進力とスピード、突破力を押し出せば、目の前の壁を破れるはず。この試合を機に、もう一段階飛躍し、代表の主力に上り詰める伊東純也を楽しみに待ちたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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