フランスにとって、五輪制覇は悲願でもある
こうなると誰もが、あることを思わずにいられなかった。そう、将来的なフランス代表への道である。これで神童は招集されうる存在になったのだ。
国籍授与のタイミングが遅かったため、7日に発表された、グルジア戦(15日)とスイス戦(19日)を戦うエスポワール代表の招集には間に合わなかったが、2020年が明ければ選出される可能性が高いとみられていた。
ところが、A代表のブレーズ・マテュイディが故障で離脱したのに伴って、エスポワール代表に選出されていたマテオ・ゲンドゥジがA代表に呼ばれたため、エスポワール代表のシルバン・リポル監督は急きょカマビンガをメンバーに加えたのだった。
ということは……。もしエスポワール代表にフィットし、好調を維持することができれば、神童カマビンガが東京オリンピックに登場するかもしれない。A代表やユース世代とは違い、五輪では結果を残せていないフランスにとって、東京での金メダルはいわば悲願であり、チームの底上げは不可欠なのだ。
国籍授与のタイミングが遅かったため、7日に発表された、グルジア戦(15日)とスイス戦(19日)を戦うエスポワール代表の招集には間に合わなかったが、2020年が明ければ選出される可能性が高いとみられていた。
ところが、A代表のブレーズ・マテュイディが故障で離脱したのに伴って、エスポワール代表に選出されていたマテオ・ゲンドゥジがA代表に呼ばれたため、エスポワール代表のシルバン・リポル監督は急きょカマビンガをメンバーに加えたのだった。
ということは……。もしエスポワール代表にフィットし、好調を維持することができれば、神童カマビンガが東京オリンピックに登場するかもしれない。A代表やユース世代とは違い、五輪では結果を残せていないフランスにとって、東京での金メダルはいわば悲願であり、チームの底上げは不可欠なのだ。
もちろん、いくら神童と言っても、個人でプレーするわけではない。チーム戦術にフィットできるか、という問題もあるし、MFであればなおさらだ。FWであれば、キリアン・エムバペのように独力で「超」がつくスペクタクルを見せることもできるが……。
さらに言えば、「17歳でいくら凄くても、その後のキャリアが成功するとは限らない」というのが、フランスの大切な教訓にもなっている。そのためレンヌのジュリアン・ステファン監督は、周囲のオーバーヒートを警戒。少年を必死に保護しながら、慎重にこう指摘している。
「この調子でいけば、彼の前には輝かしい未来がある。極めてハイレベルなクラブでプレーできるだろうし、もしかすると代表でもプレーできるだろう。ただ、まだ越えねばならないステップがあり、これほど若い選手の場合は、急ぎすぎてもいけない。
実力を証明し続けねばならないし、仮に窪みに落ちることがあっても、驚いではいけない。彼に直ちに全てを要求してはならないのだ」
さらに言えば、「17歳でいくら凄くても、その後のキャリアが成功するとは限らない」というのが、フランスの大切な教訓にもなっている。そのためレンヌのジュリアン・ステファン監督は、周囲のオーバーヒートを警戒。少年を必死に保護しながら、慎重にこう指摘している。
「この調子でいけば、彼の前には輝かしい未来がある。極めてハイレベルなクラブでプレーできるだろうし、もしかすると代表でもプレーできるだろう。ただ、まだ越えねばならないステップがあり、これほど若い選手の場合は、急ぎすぎてもいけない。
実力を証明し続けねばならないし、仮に窪みに落ちることがあっても、驚いではいけない。彼に直ちに全てを要求してはならないのだ」