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【選手権】豪快に星稜を寄り切った鵬学園は、いかにして“強者”への道を突き進んできたのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2019年11月04日

ひとまずのノルマは「全国大会初勝利」

選手権初出場の3年前からスケールアップを果たしてきた。狙うは初戦突破だ。写真:森田将義

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 当時について永田はこう振り返る。

「人生で初めてマンツーマンで対応され、戸惑いもあって本来の力を出し切れなかった。そこから悔しくて相手に密着されても、上手く対応できるようにオフ・ザ・ボールのところを努力してきた」

 個の力を磨き上げるとともに、選手同士の距離感を保ちながら、こまめにコミュニケーションをとり、組織として戦うことを意識し続けた。主将のMF河村怜皇(3年)が「総体で負けてから攻撃力がだいぶ上がっている」と胸を張るのは、夏以降の積み上げが活きているからだ。
 
 今予選ではこれまで以上に相手が鵬学園の良さを消しに来たため、準決勝以降は延長戦やPK戦までもつれる試合が続いたが、きっちり攻撃色を見せて、苦しみながらもトーナメントを駆け上がった。夏のリベンジマッチとなった今回の決勝でも、後半からは自分たちらしさを出すことを意識した結果、星稜を押し込んでの2ゴール。3年前との違いは歴然で全国での戦いにも十分、期待が持てるだろう。
 
 前回の選手権出場時は初戦敗退で終わった。ひとまずのノルマは全国大会初勝利だ。逞しさを増した選手たちがまた新たな歴史の扉を開くことができれば、さらに明るいチームの未来も見えてくる。

取材・文●森田将義
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