• トップ
  • ニュース一覧
  • 「右でやりたかった」大敗したパリSG戦後に酒井宏樹が語った本音。翻弄されたエムバペとのマッチアップについては…【現地発】

「右でやりたかった」大敗したパリSG戦後に酒井宏樹が語った本音。翻弄されたエムバペとのマッチアップについては…【現地発】

カテゴリ:海外日本人

結城麻里

2019年10月30日

エムバペやディ・マリアについては「1対1で勝負しろと言われても…」

凄みを増したエムバペの「スプリント」を体感している酒井(右)。(C) Getty Images

画像を見る

 マルセイユには何かが足りなかった。それが実力なのか、戦術なのか、組織力なのか。突き詰めれば「すべて」だったのだろう。

 酒井自身もこの敗北に衝撃を受けた様子で、「監督の期待には応えなければいけなかった。全部自分の責任」と繰り返し口にし、猛省していた。そして、対峙したエムバペとディ・マリアのクオリティーについて問われると、冷静にこう語った。

「ディ・マリアはもともと怖い選手。彼がボールを持ったときの、エムバペのスプリントは凄い。とくにスプリントのレベルが違うので、前を向かせないようにするのは無理ですね。あれだけのスペースをディ・マリアとエムバペに与えて1対1で勝負しろと言われても……それも難しい。

 結局、彼らにボールが渡るまでを、チームとしてどうディフェンスするか。もちろん両サイドバックの僕やブナ(・サール)が完璧に押さえられればいいけれど、簡単に押さえられる選手ではないので…」

 事実、何度もパリSGと対戦してきたはずの酒井でさえ、翻弄され続けた。

「パリSGは対戦するたびに違ったチームになる。以前に対戦したチームとは違うとして、どこが変わったのか、今日の試合に関してはそこも分からなかった。すべてが対等なチームにならなければ、そういう変化も、分からないのかも知れない」

 ただ、チームとして、もう少し抵抗する手段はあったはずだった。だが、マルセイユは真っ向勝負を挑んで、あえなく撃沈された。

 マルセイユのアンドレ・ヴィラス・ボアス監督が「この大敗は自分の責任だ」と語ったことを巡り、テレビの討論番組では、「本当にヴィラス・ボアスの責任か」というお題で議論が活発にかわされた。

 王者相手に野心的に臨みすぎたこと、酒井を左SBに起用したことなどが議題に挙がったが、最終的には「監督も選手も責任はフィフティ・フィフティだ」という結論に達している。

 酒井は「監督は自分の責任だというだろうけれど…」と前置きしたうえで、ヴィラス・ボアス監督の責任ではなく、敗因は選手たちの対応力にもあったと言及している。

「戦術がうまくいくのなんて100%中10%くらい。残りの部分はチームとして何ができるか、もっと対処しなければならない部分になる。この試合では、もっとコンパクトにブロックをつくることが大事だったかなと思います。戦い方を、前半で修正できなかったというのは大きな反省点だった」
【関連記事】
「大好きな3人!」「オーラが凄い」乾貴士が岡崎慎司とのツーショットに続く、隠し玉のスリーショットを公開!
「可能なら大事な試合だけに出たい」「メッシのおかげで…」C・ロナウド、活躍の秘訣を赤裸々告白!
「ありえないスピード」で夢を叶え続けるエムバペ。バロンドール受賞はいつ?
「クボは始まりに過ぎない」「日本は才能のるつぼ」スペイン紙がU-17日本代表を称賛。“新たな久保建英”の登場を確信!
「彼は怪物、信じられない」メッシが考える“史上最高のストライカー”とは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ