攻守のキーマンとなっていた瀬川がボールを落ち着かせることで…
「ヒシャ(ヒシャルジソン)が入って中盤でガツガツいけるようになったし、右サイドバックには(高橋)峻希くんが入って守備が安定した」(江坂任)
さらに、攻守における戦術のキーマンとなったのが瀬川だった。
「守備は僕のストロングポイントだし、前線からの守備もあってサイドハーフに戻ったという話も聞いています。少しでも(古賀)太陽を助けられるような守備をしようという意識は常に持っています」(瀬川)
さらにクリスティアーノ、オルンガ、M・サヴィオという外国籍選手を並べると、圧倒的な個の力を得る一方で、攻撃が縦に急ぎすぎる課題も発生した。それが陣形の間延びを生み、ボールを失った瞬間には相手に付け入るスペースを与えてしまう。だが、ボールを落ち着かせられる瀬川が左サイドハーフに入ることによって攻め急ぐ機会が減り、速攻と遅攻を状況に応じて使い分けることができるようになった。
さらに、攻守における戦術のキーマンとなったのが瀬川だった。
「守備は僕のストロングポイントだし、前線からの守備もあってサイドハーフに戻ったという話も聞いています。少しでも(古賀)太陽を助けられるような守備をしようという意識は常に持っています」(瀬川)
さらにクリスティアーノ、オルンガ、M・サヴィオという外国籍選手を並べると、圧倒的な個の力を得る一方で、攻撃が縦に急ぎすぎる課題も発生した。それが陣形の間延びを生み、ボールを失った瞬間には相手に付け入るスペースを与えてしまう。だが、ボールを落ち着かせられる瀬川が左サイドハーフに入ることによって攻め急ぐ機会が減り、速攻と遅攻を状況に応じて使い分けることができるようになった。
千葉戦でキャプテンマークを巻いた染谷悠太が「90分を通してバランスの良い守備ができた」と言えば、最後尾に立つ中村航輔も「ほぼパーフェクトに近い試合だった」とダービーの試合内容を称賛する。千葉が放ったシュートは4本。そのいずれも中村を脅かすものではなく、ダービーマッチは柏の完勝だった。
思い起こせば前半戦に苦しんだ柏は、19節の千葉戦で快勝を収め、その時の戦い方をスタンダードに11連勝を記録した。柏は奇しくも今回の千葉ダービーで、内容の伴った勝利を挙げた。古賀はこう語る。
「自分たちの理想どおりにいったシーンが多かった。もちろん難しい試合が続くと思いますけど、そこは今日の良いイメージを持ちながらやりたい」
連敗の悪い流れを断ち切るとともに、柏は自分たちのスタンダードを取り戻した。残り5試合のラストスパートへ向けて、大きな1勝を掴んだ。
取材・文●鈴木潤(フリージャーナリスト)
思い起こせば前半戦に苦しんだ柏は、19節の千葉戦で快勝を収め、その時の戦い方をスタンダードに11連勝を記録した。柏は奇しくも今回の千葉ダービーで、内容の伴った勝利を挙げた。古賀はこう語る。
「自分たちの理想どおりにいったシーンが多かった。もちろん難しい試合が続くと思いますけど、そこは今日の良いイメージを持ちながらやりたい」
連敗の悪い流れを断ち切るとともに、柏は自分たちのスタンダードを取り戻した。残り5試合のラストスパートへ向けて、大きな1勝を掴んだ。
取材・文●鈴木潤(フリージャーナリスト)