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「ひたむきな練習態度に驚いた」”神童”ウーデゴーが才能を開花させた「理想郷」 【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2019年10月17日

マドリーとは「連絡を取り合っている」

R・ソシエダには2年の期限付き移籍。マドリーへの復帰は叶うのか。(C)Getty Images

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 2年半のオランダでの経験で、ウーデゴーには心身ともに大きく成長した。15年5月のラ・リーガのヘタフェ戦でマドリー史上最年少となる16歳157日でデビューした当時の、ひ弱な面影はもはやなかった。そして、今夏さらなるキャリアアップを果たすべく、スペインに戻ることを決断。いくつかの選択肢の中で、環境とプレースタイルの相性を考えてソシエダを選択したのだ。

 そのレンタルでの獲得に尽力したスポーツ・ディレクターのロベルト・オラベもまた、アルグアシル監督と同様にそのプロ意識の高さを称賛する。

「練習に取り組む姿勢も試合への準備の仕方も素晴らしい。スビエタ(練習場名が転じてソシエダの下部組織の総称)の選手たちにとっても、最高のお手本になっている」
 
「ずいぶん大人になったと感じるよ。プレーも含めてね」と、当の本人も自身の成長ぶりに手応えを感じている。周囲の盛り上がりにも、地に足をつけて一歩一歩前進するというこれまでのスタンスを崩すことはない。

「僕の夢はマドリーでプレーすることだ。でもまだ若いし、ここでの生活は毎日がハッピーだ。いまはソシエダで2年間プレーすることしか考えていない。後のことはそれから考えればいい」

 一方でマドリーについては、「連絡は取り合っているよ。ついこの前も最近のパフォーマンスを褒めてもらったばかりだ。満足してくれているようだ」と笑顔で語っている。

 かつての“神童”は、将来のマドリー復帰を見据えながら、理想郷を手に入れたサン・セバスティアンで充実した日々を過ごしている。

文●ホン・リバス(エル・パイス紙バスク地方のクラブ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
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