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【タジキスタン戦|戦評】南野のW杯予選3戦連発弾が生まれた背景。活きた森保ジャパンの攻撃のメカニズム

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年10月16日

鎌田と南野のポジション変更で数的優位を作る

ワールドカップ予選では3試合連続弾を決めた南野。チームを勝利に導いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 一方の鎌田も次のように語る。

「森保さんに言われたわけではなく、前半の途中から僕がボールに触れなくて、(南野)拓実くんも気を使ってそういう風にしてくれました。僕はボールに触れないとなにもしていなかったので、後半の頭から少しできるようになりました。ハーフタイムというか、前半の40分あたりから(南野と)ふたりでそういう話はしていて、後半始まる前にも拓実くんに『このまま(鎌田が下がる形で)やらせてください』と話しました」

 このポジション変更が、52分と55分に南野のワールドカップ予選3戦連続弾、そして国際Aマッチ4戦連続弾となる2ゴールが生まれるキッカケになったのだが、その背景には「相手は前半はマンマーク気味にきていましたが、相手のCBは僕たち2トップに対して、中盤に引いた時についてこなかった。だから僕が中盤に引くと数的有利を作れた。そこで上手く前を向くことができました」と鎌田は分析する。
 モンゴル戦では永井、伊東のスピードを活かした縦に速い展開が光ったが、タジキスタ戦は各選手の柔軟な位置取りによるパス交換で状況を打開。また新たな攻撃の可能性を示したと言えるだろう。

 経験豊富な長友佑都は「サコ(大迫)は絶対的な存在ですが、今回は代わりに入った選手が機能してくれたと思います、だから(モンゴル戦は)6-0、(タジキスタン戦は)3-0の結果を残せた。彼らは『代わりではないんだ』と、自信が付いたはず」と振り返る。

 この言葉のように、2連勝とともに、今回の連戦で得られた収穫は小さくないように映る。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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