今年は“若い世代に平和を繋ぐ”ピースマッチ

今夏はユース年代の交流として広島と長崎のピースマッチが行われた。

V・ファーレン長崎は、被爆70年となる2015年より平和祈念ユニフォームを夏限定で着用。毎年、長崎原爆資料館に寄贈している。
昨年のJ1でのピースマッチで着用された86番と89番のユニフォームは、広島市役所に飾られ、長崎原爆資料館の入り口には、今もふたつのユニフォームが展示されている。中村明俊前館長は、「サッカーユニフォームが、平和を考えるひとつのきっかけになります。平和を願う思いがたくさんあることを伝えていきたい」と話した。
広島県と長崎県のU-15とU-18が対戦した今年のピースマッチは、8月7日から18日にかけて行われた「HiFA 平和祈念 2019 Balcom BMW CUP」の中のひとつとして行われた。
大会開催へ動いた中心メンバーのひとりが、高校教諭やサンフレッチェ広島の寮長などを経て、現在は株式会社バルコムモータースの執行役員を務める中山正剛氏。「若い世代に広島を見てほしいんです。ここに来れば忘れないものがある。それを感じ、自分の言葉で伝えてほしい。僕は人の痛みを分かる心を持つことが平和なんだと思います。スポーツだから戦うんだけど、フェアプレーと言わなくても感じるものがある」と語った。
広島県と長崎県のU-15とU-18が対戦した今年のピースマッチは、8月7日から18日にかけて行われた「HiFA 平和祈念 2019 Balcom BMW CUP」の中のひとつとして行われた。
大会開催へ動いた中心メンバーのひとりが、高校教諭やサンフレッチェ広島の寮長などを経て、現在は株式会社バルコムモータースの執行役員を務める中山正剛氏。「若い世代に広島を見てほしいんです。ここに来れば忘れないものがある。それを感じ、自分の言葉で伝えてほしい。僕は人の痛みを分かる心を持つことが平和なんだと思います。スポーツだから戦うんだけど、フェアプレーと言わなくても感じるものがある」と語った。

平和記念公園での献花や黙祷、広島平和記念資料館の訪問など、大会の合間に平和学習も行った。

大会のエクイップメントパートナーとして参加したヒュンメルが、原爆ドームと平和祈念像という両県の平和の象徴をデザインした。
ユース年代が着用したピースマッチのユニフォームは、両県の平和の象徴である原爆ドームと平和祈念像がどちらのチームのシャツにもデザインされた。「核兵器のない平和」というゴールに向かって、両県が70年以上の歩みを続けてきたことを表現したものだという。
また、試合以外にも、ガーナやオーストラリアの海外チームやU-16日本女子代表など8チームが、原爆ドームや広島平和記念資料館を訪れ、平和学習も行った。
J1でスタートした平和とスポーツを繋げる取り組みが、ユース年代へと引き継がれ、若い世代に平和を繋ぐ、という想いが、随所に見られた2年目のピースマッチとなった。
また、試合以外にも、ガーナやオーストラリアの海外チームやU-16日本女子代表など8チームが、原爆ドームや広島平和記念資料館を訪れ、平和学習も行った。
J1でスタートした平和とスポーツを繋げる取り組みが、ユース年代へと引き継がれ、若い世代に平和を繋ぐ、という想いが、随所に見られた2年目のピースマッチとなった。