冷静に勝ち越し弾を決め、サラゴサに勝点3をもたらす
日本代表MFが千両役者ぶりを発揮だ。
現地時間9月15日、ラ・リーガ2部の第5節が行なわれ、本拠地デ・ラ・ロマレーダでエストレマドゥーラを迎え撃ったレアル・サラゴサが3-1の快勝を収めた。
この試合で存在感を誇示したのが香川真司だ。この日も4-3-1-2のトップ下で先発起用され、序盤から幾度となくサラゴサのチャンスを創出。48分と79分にはみずから惜しいシュートも放った。
得点機を決め切れずにいた背番号23に、最大の見せ場が訪れる。1-1で迎えた80分だ。左サイドを突破したルイス・スアレスがグラウンダーのクロスをエリア内に供給すると、これを走り込んだ香川が右足で冷静に流し込み、勝ち越しゴールを決めたのだ。
シーズン2点目となる貴重な一発でチームの勝利に大きく貢献。90分間の走行距離でもチームトップタイとなる11.6キロをマークしたゲームメーカーには、地元メディアやファンから賛辞が相次いだ。
現地時間9月15日、ラ・リーガ2部の第5節が行なわれ、本拠地デ・ラ・ロマレーダでエストレマドゥーラを迎え撃ったレアル・サラゴサが3-1の快勝を収めた。
この試合で存在感を誇示したのが香川真司だ。この日も4-3-1-2のトップ下で先発起用され、序盤から幾度となくサラゴサのチャンスを創出。48分と79分にはみずから惜しいシュートも放った。
得点機を決め切れずにいた背番号23に、最大の見せ場が訪れる。1-1で迎えた80分だ。左サイドを突破したルイス・スアレスがグラウンダーのクロスをエリア内に供給すると、これを走り込んだ香川が右足で冷静に流し込み、勝ち越しゴールを決めたのだ。
シーズン2点目となる貴重な一発でチームの勝利に大きく貢献。90分間の走行距離でもチームトップタイとなる11.6キロをマークしたゲームメーカーには、地元メディアやファンから賛辞が相次いだ。
サラゴサの地元紙『Heraldo』は「サラゴサがエストレマドゥーラとの難しい試合を制した」と銘打ち、そのマッチサマリーのなかで香川を次のように評している。
「79分に押し込むだけでよかった得点機を逸したカガワ。そのプレーにスタンドには絶望感が広がったが、カガワの輝きは失われていなかった。そのミスから1分足らずでスアレスのクロスをねじ込んで、この午後、サラゴシスタ(サラゴサのファン)にとって最高の存在となった。彼は見事にやってのけたのだ」
また、スペイン全国紙『Marca』も香川のゴールについて、「どちらに転ぶか分からない展開の中で、スアレスの完璧なアシストにカガワが素晴らしいプレーで応えた」と絶賛している。
もちろん、サポーターも興奮が収まらない。得点を速報したサラゴサ公式ツイッターの投稿欄には、「愛している」や「いいぞ! シンジ」「最高すぎる」「まさにスーパーサイヤ人だね」といったコメントが続々と寄せられている。
ラ・リーガ2部で開幕から4勝1分けと文字通り絶好調のサラゴサ。勢いに乗る古豪の中心軸にはいま、香川真司がいる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部