ボランチでは柴崎岳は欠かせないとして、相棒は橋本拳人と遠藤航で悩むところだ。橋本はパラグアイ戦で先発し、まずまずのプレーを披露。遠藤は今夏に移籍したシュツットガルトで出場機会を掴めず、試合勘でやや不安が残る。ただ遠藤は代表での経験値で橋本を上回り、まず固く試合に入りたい場合は、遠藤を起用する可能性も十分にあるだろう。
中盤2列目は、森保ジャパンの攻撃を引っ張る中島翔哉と堂安律を予想。ただし、堂安はここ最近、代表で結果を残せておらず、その状態を森保監督がどう見るか。攻撃に変化を加えた場合は久保建英の抜擢もあるのかもしれない。指揮官はその点については「今日(試合前日)の練習を見て決めたい」と話している。
FWは大迫勇也と南野拓実のコンビが濃厚だ。ともにパラグアイ戦ではゴールを奪っており、調子は上向き。天候やピッチ状況に不安は残るが、チームを助けるゴールを奪ってもらいたい。
橋本と遠藤は甲乙つけがたいが
下馬評では日本有利の声が大半だが、大迫が「思ってた以上の環境。すごいとしか言いようがなく、まさかな部分もあるように感じる。ただ、そこはしっかり認めて、自分たちのなかで整理して臨みたい」と語っているように、高温多湿な環境やピッチコンディションに苦しめられるかもしれない。その状況でチームとして真価を発揮できるのか楽しみだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)