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【現地発】大迫勇也所属ブレーメンの新鋭、ホッフェンハイムに就任した元アヤックスのコーチら――ブンデス全18チームの指揮官を徹底分析 PART2

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2019年09月07日

若手の育成に定評のあるシュトライヒ、長谷部誠・鎌田大地を重用する智将ヒュッター


フライブルク(昨季13位)
監督【クリスティアン・シュトライヒ】
期待値:◎

 在籍7年はブンデスリーガ監督の中で最長となる。「ブライスガウの火山」とニックネームがつくほど、試合中はとにかく熱い人物。納得のいかない審判の判定には、歯に衣着せぬ発言をしてしまうことも。

 そんな気難しい一面もありながら、基本的にはどんな時でも真摯な姿勢を崩さない。ドイツサッカー界に何かスキャンダルが見つかった際には、メディアは”ご意見番”としていろいろと質問しにくる。その返答は、地に足をつけた理知的な答えであり、ファンからの喝さいを浴びている。

 限られた予算の中でやりくりしながら、ブンデスリーガの常連でい続けられるのは彼の手腕によるところが大きい。将来を嘱望される若手選手の多くが、成長を求めてこのクラブの門を叩くのはそのためだ。

 U-21ドイツ代表FWルカ・バルトシュミートは、今回のドイツA代表にも召集された。クラブの目標であるブンデスリーガ残留以上となる成績を残すのも、決して不可能ではない。
 
フランクフルト(昨季7位)
監督【アディ・ヒュッター】
期待値:◎

 昨季にフランクフルト監督に就任すると、序盤こそ苦労はしたが、順調にチームを掌握。リーグ随一と評価される魅力的なオフェンシブサッカーを展開した。

 ELはグループステージを突破してベスト4まで勝ち上がり、リーグ戦は最終戦までCL、EL出場権を争う上位争いに参加している。

 相手にビルドアップを許さず、組織だった激しいプレスで主導権を握ると、そこから五月雨式に一気に相手陣内に押し寄せる攻撃は破壊力抜群だ。今季は、昨季の得点源であった前線のセバスティアン・アレ(→ウエストハム)、ルカ・ヨビッチ(→レアル・マドリー)、アンテ・レビッチ(→ミラン)がそろって移籍しており、得点力に苦しむのが難点か。

 しかし、ベルギーのシント=トロイデンからレンタルバックした鎌田大地、スポルティングから点取り屋のバス・ドストの存在は大きい。ドストのおかげで前線に柱となるボールの収まりどころができ、鎌田のゲームメークも加わって、周りの選手がより流動的な攻撃が可能となるはずだ。

 シーズンを通してうまくバランスを取りながら選手起用ができれば、今季もEL出場争いには関わってくることは間違いない。
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