痛恨の敗戦で首位と勝点11差。リーグ3連覇へ窮地に立たされた川崎に今、何が必要なのか

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年09月02日

中村は「下を向く理由にはならない」と周囲を鼓舞

C大阪戦ではエースの小林も沈黙。1-2で競り負けた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 そして中村は上位陣との差を「簡単じゃないと思います。当たり前ですが、FC東京は勝っていますし、他のチームも勝ったうえで自分たちは今日負けている」と分析。それでもチームを奮い立たせるような言葉を残した。
 
「ただ下を向く理由には僕はならないと思います。ゲームオーバーだと自分たちが思えばそこでゲームオーバーになってしまう。でもまだルヴァンもありますし、リーグも続きます。ただ(敗れた22節の)名古屋戦後にもこういう話はしましたが、勝ててはいないわけで、各々が考えないといけないところもある。
 
 でも考えすぎてもだめだと思う。今日勝つんだと考えていても勝てない苦しさは正直ありますが、自分たちで乗り越えなくてはいけません」
 
 そして、鬼木監督の言葉を伝えると、チームの進むべき道をこう口にした。
 
「やらなくちゃいけないと思っているところはある。ただやらなくてはいけないと考えていること自体、少しネガティブで、普通に勝っている時はそんなこと考える前に身体が勝手に動き、連動もできる。
 
 ただ考えながらプレーすると、微妙に遅れたり、ズレが生じたりする。そういう点で何も考えずに動けるようなテンポでできるのが一番良い。良いところは続けて、良くないところを修正するという誰でも分かるようなことですが、それができるチームが上に行く。自分たちに捉われすぎている部分があると思うし、苦しいけどやっていくしかない。バラバラにならずに皆で前に進みたい」
 
 果たしてここから川崎の逆襲はあるのか。まずは9月4日のルヴァンカップ準々決勝第1戦の名古屋戦で復調のキッカケを掴みたい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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