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【データ比較】3連覇を目指す川崎が今季11度目のドロー。ふた桁の引き分け数で過去に優勝したチームはあるのか?

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年08月25日

最も少ない勝点数でリーグを制したのは2005年のG大阪だが…

清水との一戦をドローで終え、引き上げる選手たち。ここから巻き返せるか。(C)SOCCER DIGEST

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[J124節]川崎2-2清水/8月24日/等々力
 
 リーグ3連覇へ川崎が苦しい状況に追い込まれている。ホームで清水と対戦した24節は、14分にレアンドロ・ダミアンのゴールで先制したものの、後半に逆転を許し、79分の小林悠の得点で辛くも引き分けた。ここ5戦は3分2敗と足踏みが続き、残り10戦で首位FC東京との勝点差は8だ。
 
 豊富なタレントを揃える今季のチームは、試合ごとに先発を代えて戦ってきたが、勝ち切れないゲームが続く。清水戦のドローで引き分け数はすでに11となり、成績は10勝11分3敗(勝点41)の4位。ドローの数はリーグトップだ。
 
 18チームで1シーズン制を戦った過去12シーズンの成績を見ると、ふた桁の引き分け数で優勝を果たしたチームはない(最も多いのは2017年のG大阪と2008年の鹿島の9分)。さらに勝点は、最も低くて2005年のG大阪の60(18勝6分10敗)だ。この数字を基準にしたとしても、川崎は残り10戦で5~6勝が必要で、現在首位のFC東京がすでに勝点49を稼いでいると考えると、求められる勝点はさらに高くなるはず。川崎にとっては高いハードルと言える。
 
 ちなみに、前述の12シーズンの優勝チームの成績は下記となる。
 
■18チームで1シーズン制を戦った2005年~2018年の優勝チームの成績
 
2018年 川崎  勝点69 21勝6分7敗 57得点・27失点
2017年 川崎  勝点72 21勝9分4敗 71得点・32失点
2014年 G大阪  勝点63 19勝6分9敗 59得点・31失点
2013年 広島  勝点63 19勝6分9敗 51得点・29失点
2012年 広島  勝点64 19勝7分8敗 63得点・34失点
2011年 柏   勝点72 23勝3分8敗 65得点・42失点
2010年 名古屋 勝点72 23勝3分8敗 54得点・37失点
2009年 鹿島  勝点66 20勝6分8敗 51得点・30失点
2008年 鹿島  勝点63 18勝9分7敗 56得点・30失点
2007年 鹿島  勝点72 22勝6分6敗 60得点・36失点
2006年 浦和  勝点72 22勝6分6敗 67得点・28失点
2005年 G大阪  勝点60 18勝6分10敗 82得点・58失点
 
 鬼木監督は清水戦後、「もっと厳しくしていかなくてはいけないと感じます。ただ、それと同時にいろいろなところにナーバスになりすぎて、普段では出ないようなミスが出たり、プレッシャーはあると思います。それをチームも個人も乗り越えないといけません」と語る。
 
 果たして王者はここから再びエンジンをかけ直すことができるのか。リーグ3連覇へ、ここからの取りこぼしは致命傷につながる可能性が高い。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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