ミランのレジェンドはどう評価? 往年の名DFバレージが語る本田圭佑

カテゴリ:ワールド

マルコ・パソット

2014年11月21日

相手の対策が進む今後も同じプレーができるか。

ミランの10番を背負った偉大な先達のひとりが、このサビチェビッチ。本田はそのレベルにはないと、バレージはやんわり。 (C) REUTERS/AFLO

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 気掛かりなのは、これまで通りのプレーを続けていけるかどうか。対戦相手は本田が危険な存在であることにもう気づいている。彼のプレーを、その動きを研究し始めている。分析が進めば、本田もこれまでのようには動けなくなる。
 
 今後はチームメイトのサポートがより必要となってくるだろう。まあ、ピッポ(インザーギ監督の愛称)なら、そのあたりはすでに分かっているだろうが。
 
 本田の武器は多様だ。正確で強力な左足のキック、フリーキック、タイミングの取り方、プレービジョン、そのどれもが欠かせない重要なものだ。
 
 さて最後に、「本田がミランの10番をつけるに相応しい選手かどうか」だが……、ミランにとってこの10番のユニホームは非常に大きな意味を持つ。偉大な選手から偉大な選手へと代々受け継がれてきた重要なものだからだ。
 
 本田は真面目で頭のいい青年だ。自分が、この番号を背負ってきたレジェンドたちと比較される存在でないことを彼は理解しているだろう。謙虚さをもって「ミランにとって一番有効な形で自分を使ってくれればいい」と、彼はいつも言っている。その考えは正しいと、私はそう思う。
 
取材・文:マルコ・パソット(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
協力・翻訳:利根川晶子
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