エース西川潤が未招集の中で好材料も。10月開幕のU-17W杯へ森山ジャパンの現在地は?

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2019年08月22日

「本番までには(呼べなかった選手も含めて)全員が揃うと思う」と森山監督

練習試合でキレのある動きを見せた中野桂太。U-17W杯を目指す選手たちの熾烈な競争は9月の合宿、テストマッチへと続く。写真:松尾祐希

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 代表復帰組の活躍はコアメンバーの競争心を煽り、中野桂太(京都U-18)はキレのあるドリブルや得意の左足でチャンスを演出。一時は不調に陥っていたアタッカーだけに、チームにもたらした相乗効果は計り知れない。
 
「初めての選手も良いプレーを見せてくれて、ここに来て競争が激化している。嬉しい誤算でこいつも行けるんじゃないかと思わせてくれて、僕らも悩まないといけない」
 
 選手たちの成長ぶりに笑顔を見せた森山監督。だが、現状に満足しておらず、まだまだ強豪国に太刀打ちできるとは考えていない。
「今年の活動回数が少なく、チームを作っていく作業は難しい。だけど、本番までには(呼びたくても呼べなかった選手も含めて)全員が揃うと思う。そこまで良い競争をしながら、ここで見つけた課題を本番までに(改善して)通用する自分を作って欲しい」
 
 大会前最後の活動は9月で、敵地でU-17エクアドル代表と戦う予定になっている。さらなるレベルアップを果たし、再び日の丸を背負う選手は誰なのか。確かに前回のチームと比較すれば、タレント力は劣るかもしれない。西川不在の影響も少なからずある。それでも、福島合宿で示した競争意識の高さを考えれば、選手たちが本番までにもう一皮剥け、ブラジルの地で世界を驚かせる結果を残したとしても不思議ではない。
 
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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