目標とする選手はオランダ代表のファン・ダイク
8月11日、SBS杯第3節、静岡ユース対U-18ベルギー代表の試合が静岡県の草薙陸上競技場で行なわれ、2-2で突入したPK戦を4-3で静岡ユースが制し、2勝1敗の3位で今大会を終えた。
序盤からベルギーのスピードと高いテクニックに苦戦を強いられ、相手の猛攻を受ける場面が多いなか、身体を張ったボール奪取と、セットプレーなどの攻撃時には果敢にゴール前に飛び込み、高い打点からのヘッドでベルギーゴールを何度も脅かしたのが、ペルー人CBのノリエガ・エリックだ。
「いつも(CKの時は)仲間にスペースを空けてって言うんです。自分がフリーになれるように周りが動いてくれるんで、やりやすいです。良いボールも来ますしね。ベルギーっていったら強いイメージしかなくて、足が速いし、ヘディングも強いし、難しかったけど勝てて良かったです」
そう試合を振り返るノリエガは、愛知県生まれの17歳。母国であるペルーに6歳の頃に移住し、3年前に日本に帰国。その後は高校3年間を清水エスパルスユースで過ごしている。
「来たときは分からないことだらけでしたけど、日本のサッカー、環境にもだんだん慣れてきました。ただ日本語はまだまだですけどね(笑)」
今大会は静岡県の選抜チームのメンバーとして参戦。最終ラインをしっかりとまとめ上げ、25分にはチームに勢いをもたらす先制ゴールをPKで決めた。客席には親族が勢ぞろいし、力強い声援を送ってくれていたとノリエガは話す。
「お母さんといとこがいっぱい来てくれました。ほんとに嬉しかったです。ゴールを決めた瞬間も『ナイスエリック!!』って言ってくれました」
ペルーから駆けつけてくれる家族のためにも、プロになりたい気持ちは誰にも負けない。目標とする選手はオランダ代表のファン・ダイクだ。
「大好きなんです! ヘディングが強いしロングパスも上手い。プレースタイルも自分に似ていると思う。CKがあったらいつも決めますし、いつもビデオを見ています。いつか一緒にプレーしたいです!」
試合での落ち着きのある大人びたプレーとは反対に、無邪気な笑顔でそう話すノリエガの夢は、ヨーロッパでプレーすること。「3年ぐらいは日本でプレーを続けて、その後に…」そう明確に目標を話す姿を見ていると、いつの日か本当に実現するような気がしてくる。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
序盤からベルギーのスピードと高いテクニックに苦戦を強いられ、相手の猛攻を受ける場面が多いなか、身体を張ったボール奪取と、セットプレーなどの攻撃時には果敢にゴール前に飛び込み、高い打点からのヘッドでベルギーゴールを何度も脅かしたのが、ペルー人CBのノリエガ・エリックだ。
「いつも(CKの時は)仲間にスペースを空けてって言うんです。自分がフリーになれるように周りが動いてくれるんで、やりやすいです。良いボールも来ますしね。ベルギーっていったら強いイメージしかなくて、足が速いし、ヘディングも強いし、難しかったけど勝てて良かったです」
そう試合を振り返るノリエガは、愛知県生まれの17歳。母国であるペルーに6歳の頃に移住し、3年前に日本に帰国。その後は高校3年間を清水エスパルスユースで過ごしている。
「来たときは分からないことだらけでしたけど、日本のサッカー、環境にもだんだん慣れてきました。ただ日本語はまだまだですけどね(笑)」
今大会は静岡県の選抜チームのメンバーとして参戦。最終ラインをしっかりとまとめ上げ、25分にはチームに勢いをもたらす先制ゴールをPKで決めた。客席には親族が勢ぞろいし、力強い声援を送ってくれていたとノリエガは話す。
「お母さんといとこがいっぱい来てくれました。ほんとに嬉しかったです。ゴールを決めた瞬間も『ナイスエリック!!』って言ってくれました」
ペルーから駆けつけてくれる家族のためにも、プロになりたい気持ちは誰にも負けない。目標とする選手はオランダ代表のファン・ダイクだ。
「大好きなんです! ヘディングが強いしロングパスも上手い。プレースタイルも自分に似ていると思う。CKがあったらいつも決めますし、いつもビデオを見ています。いつか一緒にプレーしたいです!」
試合での落ち着きのある大人びたプレーとは反対に、無邪気な笑顔でそう話すノリエガの夢は、ヨーロッパでプレーすること。「3年ぐらいは日本でプレーを続けて、その後に…」そう明確に目標を話す姿を見ていると、いつの日か本当に実現するような気がしてくる。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)