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まさに会心の勝利。リーグ3連覇へ王者・川崎が大一番“多摩川クラシコ”で示した極上のパフォーマンス

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年07月15日

王者らしい勝負強さを発揮

気持ちのこもった守備を見せる川崎の選手たち。完封勝利を収めた。(C)SOCCER DIGEST

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 振り返れば、昨季は8月に首位攻防戦となった広島との一戦を制して、連覇への勢いを得た。今季も似たようなシチュエーションで、勝負強さを発揮したのだから、これが王者のプライド、経験というものなのだろう。谷口彰悟も語る。
 
「(連覇の)経験は大きいと思います。これを逃してはいけないゲームだとか、ここを勝って差を縮めるんだというポイントが、みんな分かってきている。こういう試合をきちっと勝つことが大事だとチームとして理解していますし、そういうゲームを3ゴール、無失点で勝てたのは素晴らしいです」
 
 さらに「これがスタンダードと考えたいです。自分たちはこれだけできると示せたと思います」(谷口)と、チームとして良い指標ができたのもFC東京戦での収穫と言えるだろう。中村も「後半戦これでいこうよとなるゲームだった」と評価する。
 
 ちなみに鬼木達監督は試合後に「気持ちの部分を言い続けてきました。仮に負けていても後悔はなかったです。前面に気持ちを出していけるように取り組んできました」とゲームへの臨み方を述懐する。重要な一戦へ選手たちの意識を上げ、団結力を高めさせたそのマネジメント術は称賛されるべきだろう。
 
 夏場から一気に調子を上げてタイトルを手にする。ここ2年で見せてきた“優勝への方程式”が今季もなり立ちそうな雰囲気が出てきた。まだ乗り越えなくてはいけない壁は多々あるはずだが、そのうちのひとつを王者らしい風格の漂う戦い方で越えただけに、チームは勢いに乗るはずだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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