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【三浦泰年の情熱地泰】コパ・アメリカ編|久々に堪能したセレソンの“ショー”パフォーマンス!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月24日

日本のパフォーマンス、ブラジルの華麗なプレーに、サッカーの鼓動を感じた

日本が決勝トーナメントに進めば、初戦の相手はブラジルに。まずはエクアドルとの大一番をモノにできるか。(C) Getty Images

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 もちろん立ち上がりのペルーも、さすが南米の強豪、強さと巧さ、ズルさを感じたが、12分にCKからブラジルに先制を許し、GKのミスから2点目を奪われた。
 
 ここからブラジルの「ショー」が始まった。5点も見られれば文句のつけようがない。そのうえ、ショーのエンディングとしてエンターテイメントを締めるPKを獲得。
 
 だが、そのショーにケチが付くことになる。ジェズスが6点目を狙ったこのPKをペルーのGKに防がれてしまうのだ。フィードミスからPKを献上してしまったGKが、ここで意地を見せてPKでの得点を許さなかった。
 
 このブラジル対ペルー戦が行なわれた時点では、得失点差の関係により、このPKが日本とペルーの次ラウンド進出に大きく関わるプレーになる可能性があった。このPKが決まればペルーの得失点差は-4となり、現時点で-4の日本が最終戦で勝利すればペルーを上回って3位グループの2番手以上が確定するからだ。だが、PKは止められ、ペルーの得失点差は-3で、日本を1ポイント上回ることに。
 
 子どもの頃、大会などに出てグループリーグの戦いで接戦になると、得失点差を気にしながらドキドキして他のチームの試合を観ていたことを思い出す。そんな昔話も蘇ってくるようなシチュエーションではあったのだが、グループBのゲームでコロンビアに0-1で敗れたパラグアイが勝点2、得失点差-1で3位が確定。
 
 つまり、グループCの最終戦で、日本はエクアドルに勝てば決勝トーナメント進出が確定するという、分かりやすい状況となった。対するエクアドルもいまだ勝点0ながら、日本に勝てばグループリーグ突破が決まる。まさに、雌雄を決する大一番だ。
 
 最終戦はもはや、互いに勝利を得るのみ。引き分けではパラグアイを上回れず、共倒れで終わるだけだ。いったいどんな試合になるのだろう。
 
 そして、勝てば決勝トーナメント初戦の相手がブラジルだ。本当にすごい展開になってきた。ブラジルのホームで、本気のブラジルと対戦するチャンスをぜひ掴んでほしいものだ。
 
 それにしても、本場のスタジアムで観るサッカーには、そこに宿る魂や鼓動を感じる。ポルト・アレグレでの日本のパフォーマンス。そしてサンパウロで見た、ブラジルのショーのような華麗なサッカー。目の前で繰り広げられる躍動感溢れるプレーに、大きな刺激を受けている。
 
 明日はベロリゾンチーノで日本代表対エクアドル代表だ。
「バーモス ジャポン!」
 
2019年6月23日
三浦泰年
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