キム・ドフン監督は、5月に監督交代した浦和の出方を探るため、前半は様子を見て後半勝負という戦略を立てていたらしい。チーム最多得点のブラジル人FWジュニオール・ネグランを温存し、代わって出場したチュ・ミンギュやファン・イルスがゴールを決めたこことでキム・ドフン監督の采配が見事に的中したいうわけだ。
そのキム・ドフン監督は、「次のホームでも今の雰囲気を維持して16強を通過できるよう最善を尽くす」として、6月26日に蔚山ホームで迎える第2戦に向けて引き続き準備を進めるとしている。「今日の試合で戦術的に通用した部分は何か?」という問いに対しても、「第2戦がまだあるので細かく話すことはできない。ただ、準備した戦術がよくハマッた。戦術的な変化を選手たちがよく遂行してくれた」と語り、その手の内をまだ明かそうとはしなかった。それだけに第2戦でも入念な準備を経て浦和を迎え撃つはずだ。