【G大阪】「自分が出られないのは――」遠藤保仁が語る自身の現状と確固たるサッカー観

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年06月16日

「ゴールに行けば行くほど、冷静で、より楽しく」

確固たるサッカー観を持つ39歳の遠藤は、「上手く若手と一緒になって、やっていくべき」と語る。写真:徳原隆元

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 もちろん、“前に早い攻撃”を否定しているわけではない。それもひとつの手段だと、遠藤は捉えているだけだ。「90分間、ほとんどの時間でボールを握るのは難しいですけど」との考えもある。ただ基本的には、「相手の嫌がること」に重きを置いている。
 
「それが早い攻撃なら、それでいいし、ポジションチェンジをしながら、相手がマークしづらいところに動くとか、ゴールに行けば行くほど、冷静で、より楽しくプレーしなければいけないとか。
 
 全部が全部、ゴールに向かっていくのがサッカーではない、と。そのへんは、経験のある選手もいるので、上手く若手と一緒になって、やっていくべきだと思います」
 
 飄々とした語り口調は相変わらずだが、確固たるサッカー観が伝わってくる。その言葉にも、プレーにも深みがある。惜しむらくは、この日は磐田の中村俊輔がベンチ外だったこと。日本サッカー界で一時代を築き、豊富な経験を持つふたりの競演を見たかったのだが――。
 
「俊輔とはちょっとしゃべりましたよ。(大久保)嘉人とも久しぶりでしたし。元気な姿を見れて良かったです。俊輔ですか? 会場にいましたけど、もう帰ったんじゃないですか」
 
 そんなカジュアルな口ぶりも、実にヤットらしかった。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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