• トップ
  • ニュース一覧
  • 【総体|石川代表】絶対王者ではなくなった星稜。二頭体制の下で模索する新たな“カタチ”

【総体|石川代表】絶対王者ではなくなった星稜。二頭体制の下で模索する新たな“カタチ”

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2019年06月04日

個の力が変わっても、その勝負強さは変わらない

総監督に就任した河﨑氏が、ベンチから指示を飛ばす。勝負所の勘が冴え渡る。写真:森田将義

画像を見る

強豪が待ち受ける本大会の舞台で、星稜はどんなパフォーマンスを示すのか。写真:森田将義

画像を見る

 勝負強さを支えているのは、河﨑総監督の選手起用だ。「昨年の選手権の2回戦でも、川本(虎太郎)が途中から出て決勝点をアシストした。ポジションも入学当初とは違う所でプレーし、フィットする選手が少なくない。選手をよく見てくれているし、一人ひとりに愛情を込めて指導されているので自分たちは信じて戦っている」。主将のDF桶作拓海(3年)は、そう口にする。
 
 河﨑総監督の起用法によって個性を活かされているのが、県決勝においてヘディングで決勝点をマークしたDF川口優大(3年)だ。中学まではFW一筋だったが、184センチの高身長を買われ、星稜ではDFにコンバート。普段は最終ラインでの跳ね返しで貢献するが、一点が欲しい場面では前線に上がって、ターゲット役を任される。今予選でチーム最多タイの4得点を奪い、タイトル獲得に大きく貢献。彼が前線に入ると、チームに攻撃のスイッチが入るのも特徴的で、この日も2点が生まれたのは彼が前線に入ってからだった。
 
 対戦相手のレベルがグッと上がるインターハイ本大会では、県を戦う以上に苦戦を強いられるのは間違いない。ただ県予選同様、的確にチーム力を埋める策を打ってくるのも確かだ。新体制になっても、個の力が以前と変わっても、星稜の勝負強さは変わらないだろう。
 
取材・文●森田将義
【関連記事】
【総体予選】青森山田が県20連覇! 星稜、聖和学園、専大北上ら7校が出場を決めた月曜日の結果を詳報!
浦和、鹿島、FC東京…プロ大注目の尚志エースは「Jクラブ練習参加」でなにを学んだのか
【総体|岐阜代表】初代監督が7年ぶりに復帰! 帝京大可児が“二刀流”で生まれ変わる!
編集部が厳選! 2019年の高校サッカー界を彩る注目銘柄300選 関東編Part1
編集部が厳選! 2019年の高校サッカー界を彩る注目銘柄300選 北海道・東北編

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ