【総体|岐阜代表】初代監督が7年ぶりに復帰! 帝京大可児が“二刀流”で生まれ変わる!

カテゴリ:海外日本人

森田将義

2019年06月02日

勝負に徹して掴んだ2年ぶりの切符

果敢に仕掛ける帝京大可児FW渡邊(10番)。県決勝で先制点を奪った殊勲者は「勝つことだけを考えていた」と振り返る。写真:森田将義

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 強い帝京大可児を取り戻す。それが今年のチームに与えられたミッションだ。
 
 今季は新チーム発足と同時に、初代監督である仲井正剛監督が7年ぶりに指揮官に復帰した。
 
 仲井監督が指導から外れた2013年以降はインターハイに4回出場し、プリンスリーグ東海にも定着したが、選手権での成績は芳しくない。6年間で出場できたのは、2017年度の一度のみ。中部大学の監督を務めながら帝京大可児の父母会事務局に従事し、後方からチームを見守ってきた仲井監督は、原因についてこう分析する。
 
「帝京大可児のサッカー=パスサッカー、となっていたけど、決してそうではない。立ち上げ当初からボールを大事にしていたけど、パスに拘っていたわけではなくドリブルが得意な選手もいた。また、技術面だけが継承されていて、1期生の選手がどんな想いでチームを立ち上げ、3年目で初めて全国に出られたのかなど、高校サッカーならではの想いが継承されていなかった」
 
「コンスタントに全国に行っていた時よりもサッカーの質は良かった」と続けるように、指揮官が礎を築いた帝京大可児スタイルが成熟する一方で、勝つための手段だった“ボールを大事にする”という選択が、いつの間にか目的になっていた。
 
 部員が毎年卒業し、入れ替わる高校サッカーは毎年が勝負でもある。選手が最大のターゲットに定めている選手権への出場は絶対に欠かせない。プリンスリーグでは選手権に向けて力をつけるために従来のボールを大事にするスタイルに拘りながら、全国大会出場が懸かったインターハイ予選と選手権予選では勝負に拘ったサッカーを展開する二刀流への挑戦がスタートした。
 
 2月の新人戦の準決勝で岐阜工に0-1で敗れ、選手が結果に飢えていたこともあって、移行はスムーズに進んだ。「勝つことだけを考えていた。良いサッカーをしようとは思わなかった」とFW渡邊寿樹也(3年)が話すように、今回のインターハイ予選では決して万全とは言えないグラウンドコンディションを考慮し、奪われるリスクのある最終ラインからのビルドアップを控え、セーフティーに前線に展開するスタイルを徹底。前年王者の中京学院大中京と対峙した予選決勝でも、自分たちのスタイルを封印して、勝負に徹した。

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